アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

ブライス家の人々 の検索結果:

(本)悟霊の法―分裂病・酒乱は治る

…ってたのを思い出す ブライス家の人々 の検索結果 - アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~ 家族評価 の検索結果 - アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~ 家族療法というのは、真面目な、オカルト的でない精神療法の一種である 家族を精神の一単位として扱う考え方 元々家族療法というのは、分裂病患者の家族研究から始まったもの 分裂病患者は頭がおかしいのだが、医者が何か色々家族とやり取りしてる内に「患者の母親もどっかおかしい…

(本)家族評価 ボーエンによる家族探求の旅・その十五

…かっている 「(本)ブライス家の人々」では、核家族全員が揃わないと駄目ってやり方だったけどね トーマンWalter Tomanの同胞順位の研究は家族システムズ論に取り入れられた 例えば、弟の居る兄は指導者に向いている 兄の居る弟は、面倒を見てくれると最善を尽くす 妹の居る姉は自己主張や他人の世話を望む 姉の居る妹は向こう見ずで生き生きとした人生を選択する 同胞順位の人物像は、蹴っこない手の人格の相性を予測する 家族システムズ論はトーマンの「普通の」同胞人物像に、重要な媒介変数…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十八、補:家族のゴタゴタと宇宙人の攻撃

・個人療法における主要な問題は、家族成員の強力な相互依存性を考慮しない点にあります 家族が変わらずに個人だけが変化し、しかもその変化を維持することは、非常に困難なことになるわけです われわれは家族システムを扱うことがいかなる場合でも最善の治療法だと信じています 誰が問題の症状を現しているとか、何が問題であるかといったことは重要ではありません 「症状」は家族の抱える、より大きなストレスの表面的なことにすぎません 個人を援助して、過去への洞察を深めるよりも、その人の現在の家族関係…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十七

私「奥さんが悲しまれるのも不思議なことではありませんよ。ご両親を亡くされたのを初め、ご主人にはもっと一緒に居る時間を作りたいという夢も砕かれてしまったし、今度は母親や祖母の役まで取り上げられてしまうことになりますよね。本当に一人ぼっちだなという気がしますよ」 デビット父「家内は人に頼りすぎるように思いますね。ちょっと気が許せば、私にしがみついてくるのですから。まるで・・・まるで蛭みたいなものです」 私「相手を攻めるという点では同じことをしておられますよ。ご自分のことをお話いた…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十六

・カール「ご家族全体としてのストレスを、どのように見ておられるのでしょうか」 デビット父「私が退職したことでのストレスは、最近乗り越えたばかりと思いますよ。家内は、娘がよその街へ行ってしまうのでイライラしているようです」 デビット母「主人の言うことを、まともに受け取られない方がよろしいですわよ。実際には退職なんかしてないんですもの。色んな理事会の合間を見つけては、ゴルフに精を出す事のほうが多いですけれどね」 夫が妻の問題を話したので、お返しに夫のことを説明したという感じであっ…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十五

離婚しようとしている夫婦の親たちは、我が子を思うあまり二人の世話をやこうとするが、かえって夫婦問題をこじらせる 我が子を思うあまりってのは、分裂病の息子・娘を心配するのと同じくらい嘘だろう 拡大家族が治療へ参加することは、核家族への「干渉」をやめさせるとともに、建設的な強力を得られることになる ところが、こうした面接では、長年にわたって拡大家族に隠されてきた葛藤が必ず活性化されてくるものである かたくなに守られてきた秘密が暴かれてしまうのは亡霊でも見るかのようであり、そこでは…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十四

夫婦となる二人は相手に、何か馴染みのあるものや目新しいものを見つけ出さねばならず、若い男性なら未来の妻に知らず知らずのうちに自分や家族の誰かと似通った部分のあることを感じ取っているものである 二人が出会うと、この「おなじみのものに会釈したいような気持ち」が起こり、、それがお互いを引き行ける大きな力となって、いわば二人は「家」でくつろぐような気分に浸るのである 幼児期の生活がいかなる性質のものであっても、誰にもその時期に培われた自己を保ちたいという強い欲求があるので、その意味で…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十三

それから間もないある日のこと、デビットは面接が始まった直後からいつになく上機嫌だった デビット「ボストンにある大会社から仕事の打診があったのです。でも、どうして私に興味を持ったのかはよくわからないのです。何か主席のポストを考えてくれているようなんです。ただ、家族の者がこの街を離れる気になってくれるかどうかは分かりません」 キャロリンは、みるみるうちに涙が溢れだし、「私は・・・もう・・・」というだけが精一杯の状態であった キャロリン「生まれて初めて家から離れてなにか大切なことを…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十ニ

・キャロリンが悲痛な感情を浄化するように吐き出したことは、これまでの辛抱するだけの生活に終止符を打つ時期の来たことを物語っていた 夫婦の危機は、今こそ成長すべき時だという彼女の無意識の心構えと無関係ではなかったのである キャロリンは自信喪失や自己矛盾にさいなまれながらも、巧みにそれらをごまかして生きてきた この場に及んで、ついに自分の周りを見る覚悟が出来たのである 今や彼女の気持ちは上昇の一途をたどるように思われた 彼女は結婚生活を円滑にすることを「あきらめる」代わりに、いか…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十一

・カール「どうすればいいのかという質問自体が正しいとは言えないのです。問題はいかにこれまでと違った感じ方や生き方をするかですから」 家族は自分たちが慣れ親しんだやり方で治療者を支配しようとする 治療者は治療中の家族に自分自身の家族システムを投影する 家族には治療者を挑発して攻撃的にならせようとするものや、不自然に媚びへつらうものがいる めまぐるしく話題を超えるような家族は、どんな有能な治療者でも混乱させてしまう 彼らは援助を求めるが、責任を負ったり主体的に動いたりすることはま…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十

・九回目面接 ドン「ウィテカー先生、先生の嫌味は本当に頭にくるんだよ。それに僕を対等に扱わないことにも腹がたつしね」 カール「というと君は賢いから、一人前の大人として扱われるべきだということなの。君がどれほそ嫌われているかと思うと心が痛むよ。世の中にはまったく自信が持てなくて、自分はダメだ、軽蔑されていると思い悩んでいる人がたくさんいるんだよ。そういう人は周りの人が自分を軽蔑していると感じてその人を憎むっていうわけだ。君は大人の世代に属しているというような気持ちがあるみたいよ…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その九

・八回目面接 ドンが問題を起こす⇒スケープゴートがドンに移る キャロリン「実はドンがここ数週間というもの、何かに付け私を攻撃するのです」 カール「最初に決定されたのはお父さんで、クローディアにメモをしてよいとドンにおっしゃった。次にお母さん、あなたはデビットの決定に反対して、メモなんか書かないで、すぐ寝るように言われた。そこでお父さんはドンにどちらの言いつけに従うかを自分で決めるようにと言われた。その時あなたはキャロリンとこのことを話し合ってみようともされなかった。あなた方は…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その八

・六回目面接 カール「どれもこれも実に良いタイミングで起こったものですね」 彼女がキャロリンを激昂させたときにデビットが偶然にも居合わせたという事実をカールは指摘して言ったのである 多分、無意識レベルでわざとやってる、ということなんだろう カール「長い間にお二人はそれぞれ怒りを蓄積してこられたので、身体から吐き出す必要があったのです。今夜のお二人の喧嘩は本当なら十年前に解決しておくべきことだったのです」 カール「本当の解決とは誰が誰の上に立つとかいう問題から一歩進んで、人と人…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その七

カール「お二人にご忠告することは、まず今お互いになさっている心理療法ごっこをやめることですね。あなたはキャロリンとお母さんの問題とか、いかにキャロリンが新しい役割を見つけるかといった問題について話しておられますね。キャロリンもおなじことをしておられる。例えばあなたに仕事中毒だとか、あなたのご両親との間のこととかを私敵することで、夫の力になろうとされているわけです。問題はキャロリンの問題をあなたが意識してそれを話し、キャロリンはあなたの問題を話しているということなのです。お二人…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その六

・四回目面接 キャロリン「母の気性と言ったら、それはもう短気なんていうものじゃありませんでした。とても人を厳しくこきおろす所もありました」 キャロリン「なぜここで母のことを話さねばならないのですか。母はクローディアのこととは無関係ですわ」 家族療法知らない人はこう思い込むだろうな カール「それがあるのですよ。あなたが母親になるためのモデルにしたのは、このお母さんだけだからです」 キャロリン「私は母を怖がっていたと思います。いまだに母の機嫌をとろうとしているのかもしれません。母…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その五

・三回目の面接 カール「だれでも治療を受けることを決めた直後は、しばらく大抵の物事が以前よりうまく運ぶものなんです」 治療を成功させる鍵は、初期段階における家族の主体性 心理療法を受ける家族とは、自然の成長過程が遮断されているに過ぎない クローディア「パパが私にさせたいのはそういうことなの。部屋に閉じこもって、気が狂えって言うの」 カール「君のお父さんは自分の気持や個性を殺そうとしていたんだ。だからそれが君をあんなに動揺させたのだと思うよ」 カール「言葉の使い方にも問題がある…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その四

・1950年代初め、分裂病患者の行動観察から興味深い発見をした 母親が見舞いに来た後に、急激な症状の悪化をきたすことが多かった このことから患者と母親の間に何かが起こっているのではないかという疑問が生じた 患者は母親との複雑怪奇なコミュニケーションにどっぷりとつかっていたのである 言語と非言語の二つのメッセージが相矛盾していたのである 有名なダブルバインド、二重拘束理論 ジェイ・ヘイリー「あの頃私たちは分裂病患者には母親が存在することを発見した」 その後長期にわたって、母子関…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その三

・クローディアの数々の問題、デビットとキャロリンは自分たちだけでこの自体を解決するのは無理だという結論に達し、専門家の援助を求めることを決心した 一家のかかりつけの家庭医に相談した結果、知り合いの児童精神科医を勧めてくれた たとえ思春期問題の専門家が治療すると言っても、クローディアにとっては長い屈辱の時間に過ぎなかった その医師は同僚の心理臨床家に心理テストを依頼した 精神科医と心理臨床家はクローディアが十中八九分裂病だと断定した。さらに何年も集中的な治療が必要だろうと付け加…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その二

・二回目の面接 現代の家族では、普通父親は傍観者的な存在であるために、家族療法に参加するのは極めて居心地が悪いことになる もし家族を治療から遠ざけようとする人があれば、それは父親である カール「それじゃ、クローディアはママとパパに喧嘩をさせる張本人で、君(ドン)とローラはそれを止める役をしてるみたいだね」 ドン「ママはパパの働き過ぎがとても嫌なんだな。でも、ママがそれをこぼすのはパパにではなくって僕に向かってね」 よくあるワーカホリック、ちなみにこの父親の仕事は弁護士 私「そ…

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その一

特にスピリチュアルな話というわけではないが、心理的な問題が人生の困難を作り出すという認識において、スピリチュアルと心理学ってのは共通してると思うわけだよ 訳者あとがきより 家族療法のバイブルと称され、精神保健領域に関わる世界中の人達が愛読している名著である 私としても名著としか評しようがない この本は実際の面接の記録だが(細かい所は変えてるだろうけど)、事実は小説より奇なり 下手な小説の・・・いや、上手い小説の百倍くらいおもしろい 専門家は言うに及ばず、家族の問題とその解決に…