アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)ブライス家の人々 家族療法の記録、その十一

・カール「どうすればいいのかという質問自体が正しいとは言えないのです。問題はいかにこれまでと違った感じ方や生き方をするかですから」

 

家族は自分たちが慣れ親しんだやり方で治療者を支配しようとする

治療者は治療中の家族に自分自身の家族システムを投影する

 

家族には治療者を挑発して攻撃的にならせようとするものや、不自然に媚びへつらうものがいる

めまぐるしく話題を超えるような家族は、どんな有能な治療者でも混乱させてしまう

彼らは援助を求めるが、責任を負ったり主体的に動いたりすることはまれである

 

家族療法はつねに個人の内的なレベルと個人間の人間関係のレベルという二つのレベルで進行する

 

家族療法はいったん始まりだすと、どんどん煮え立ってくるシチューのようなものである

シチューが煮え立つまでの経過は非常に複雑であり、何が表面に浮いてくるのか、またどの程度まで煮えているのか予測できない

 

心理療法という「新たなる世界」は興味と感動の尽きない領域ではあるが、同時にその動向には失望を禁じ得ない面もある

今日では、行動療法、バイオフィードバック、交流分析ロルフィング、アリカ、シルバ・マインドコントロール超越瞑想などの新しい治療法が目白押しの状況であるが、それらはますます技術のみに頼る傾向にあるように思われる

なんか結構ニューエイジでもよく見るぞってのが挙げられているね

アリカってのはイチャーゾのアリカ・システムのこと?(私は全然知らないけど)

ニューエイジで家族療法的視点にそれなりに近いと評価できるのは、インナーチャイルド関係くらいかねえ

カールと私は技術の重要性を認めるにしても、それに過度に依存することはだけは自ら戒めている

家族療法では治療者の人格や人間性だと言うのである(でも、それが全ての家族療法の流派に言えることかは知らないけどね。カールとナピアの流派はそうなんだろうね)

しかし、これが問題なのは治療者側であって、そうでない人にとってはどうでもいいことだ

そして、私見では、特に治療者でない人間にとって家族療法が重要なのは、これらの技法がほぼ自分自身にのみフォーカスし、家族力動がどのように自分に影響を及ぼしているかという視点が抜けているのがまずいということだ

実際、家族力動はマジで強力だと思うので、家族療法の基本的枠組みは知っておいたほうが良い

というか、マストだと思う

これらの「治療」ではただ個人のみに焦点を合わせたり、特有のナルシシズムを強調することが多いので、われわれはそうしたことにも心を痛めている

人間が自己の探求という唯一の目的で満足し続けられるものかどうかは疑問である

とか言っているが、後述するように、家族療法でも結論としては、孤独に耐えうる大人になることってのを個人の成長の方向性として打ち出すんだよね

つまり、自分の悩みや問題を自分で消化できる人間になろう、ということである

だから、こういう技法は、特有のナルシシズムがあろうと、役に立つんじゃないの?

ただし、ナピアは後で言うのだが、家族療法の次段階に個人療法があるそうだ

私も、まず家族療法があって、次に個人用の技法をやるべきだ、と思う

 

・その後面接を重ねるが、あまり進歩がない

夫婦は肝心なことを曖昧にしたまま解決しようとはしないので、二人の言い争いは相変わらず堂々巡りであった

キャロリン「自分の夫に少しばかりいたわってもらいたいとか、いくらくだらなくてもその日の出来事ぐらい分かって欲しいと思うのがそんなに難しいことなの。それなのにあなたときたらいったい自分に何ができるかなどと言うのですからね」

なんかよく言われる男女の違いそのままな気がする

男は解決志向で、女は共感志向ってやつ

https://sekach.com/danjo-ishiki/

 

私「ご自身のことについてお話されると良いのですがね。相手への非難や攻撃ばかりで、今でも問題なのは相手だと思っておられるようですから」

われわれはかなり時間を費やして二人に対話方法を指導した

「あなたは・・・だ」というのではなくて「私は・・・と感じる」というふうに

ところがストレスにさらされると、相手への非難や攻撃を繰り返すパターンに逆戻りするのだった

相手が本来の自分らしさを発揮させないような垣根を作っているからだと感じていた

自由と幸福に通じる扉を「相手」に求めて、「自分」にはそれがないと思っていたのである

この夫婦には自己探求への第一歩を踏み出す勇気が備わってなかったと言えよう

 

カール「もしデビットを変えようとしたり、彼に認められようなどと期待しなければということですが、あなたにはまったく新しい世界が開けるかもしれませんね。そうなればあなたの世界の中心はご主人ではなく、貴方自身ということになるのですよ」

ここらへん、引き寄せに通じるな、と思う

私の現実は私が作っているのであり、私の幸福の責任は100%私にある、という発想だから

また、「自分の幸福は外的状況や相手次第である」という反引き寄せ的発想をしてる奴は法則通りに人生上手く行かないようになっている、とも評することができよう

 

キャロリン「私、ほんとうに一人ぼっちのような気がしますわ」

カール「そんなことはありませんよ。貴方自身がいるじゃありませんか」