アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)トラウマと身体 マインドフルネスにもとづくトラウマセラピー 、そのニ

乳児は自分の覚醒状態を耐性領域の枠内で維持するために、主要な愛着人物による外側からの相互作用的な調整に依存している

愛着関係が安定していようといまいと、乳児が覚醒状態や情動を調整する生涯の傾向を発達させるコンテクストを与える

上手くやれば、子供に、成長後にも、困難な体験に耐え対処し成長への機会として変化させる能力を与える

子どもとのあらゆる感覚的・運動的触れ合いに対して、養育者が親密に注意深く調律を合わせることは、子供の中に身体的自己を作る

下手すると、子どもは過去現在未来にわたる自己同一性や連続性の感覚、あるいは他者と自己との関係性においての自己同一性や連続性の感覚を作り上げることができない

この障害は、情動的不安定、社会的機能不全、ストレスへの貧弱な対応、認知的未体制化、見当識障害を呈する

子供を独自の動機・欲望・必要性を持つ別の人格として認識できる養育者は、子供に安定した自己感覚を発達させ、自分自身と他の人たちの動機・欲望・必要性は異なる、また交渉可能であることを理解させる

これが出来ない親は世の中にザラにいると思うけどな

ナルシストはまともに子育てできない、ということだ

愛着パターン4つ、1:安定型愛着、2:不安定ー回避型愛着、3:不安定ーアンビバレント愛着、4:無秩序ー無方向型愛着

1は適応力良、2と3は適応力劣で互いに裏表の様だ、4は適応厳しい、って感じ

1:安定型愛着、ほどよい母親、子供は一人で自立的で、他者にサポートを求める時も同じように落ち着いている大人になる

2:不安定ー回避型愛着

母親は子供の親密さを求める行動をあからさまに邪魔したり中断したりする

子供は貧弱な応答性と意気消沈させるような身体感覚的コミュニケーションに順応する

母親の代わりに玩具や物に集中する、アイコンタクトを避ける、母親を無視したり避けさえする

但し、幼児が母親にあからさまに無関心に見える時でも自律神経の覚醒度が上がっている

成人してから愛着の重要性に対して素っ気ない、他の人から距離を取り、人との関係性を低く評価し、自力本願、情緒を冷笑的に見る

相互作用的調整よりも自己調整を好み、依存することを脅威または不快と思い、愛着の必要性を刺激する状況を避ける

筋肉の緊張度や硬直性を通して、防衛的な動きをするほうが、他者に向けて手を差し伸ばしたり、相手に向かって進むよりもずっと楽

情緒的表現やアイコンタクトが欠ける、全体的覚醒レベルが低い

見るからに居心地が悪そうなのに「どうですか?」と聞くと「大丈夫です」と答える

内的な心理状態と身体状態の不一致や一貫性の無さに本人はしばしば気づいていない

3:不安定ーアンビバレント愛着

子に対する反応が一貫してなかったり、予測不能だったりする

母親の相互作用は、その乳幼児に対してよりも、しばしば母親自信の情動的必要性や気分に対する反応なので、母親の行動は乳幼児に侵入して、子の覚醒調整不全を起こす

一貫性がないので、子供はコミュニケーションに対する養育者の反応を信頼して良いのか分からなくなってしまう

乳幼児は性格的にイライラしてるようで、ストレスからの回復が難しく、衝動コントロールが苦手で、見捨てられることを恐れ、アクティングアウトの行動を取る

子は怒りと拒否的な行動と、ふれあいを求める行動を交互に取る

このパターンの子供は、気難しい気質、激しい感情表出、陰性感情反応、変化に順応するのが遅い、生物学的機能が不順

成人後、愛着の必要性にとらわれ、過度に他者に依存し、人との関係性において親近さを好み、複雑で激しい関係になる傾向

過度に内的な苦しみに焦点を当て、しばしば救済を必死に求める

このパターンの子は不安定ー回避型愛着の子よりも内的状態と外的身体動作を一致させてるように見えるが、しばしば行動は調整不全、特定の目標に向かうというよりも高まった覚醒を発散してるだけ

4:無秩序ー無方向型愛着

母親の行動は「脅かす」あるいは「恐怖する」(子供に対して恐怖する)、役割の混乱、方向性がない、侵入的な行動、引きこもる

また、養育者は虐待的だったり、ネグレクトだったり、その両方だったりする

子供の行動、1:連続して矛盾する行動、2:同時に相矛盾する行動、3:完結せず中断した或いは方向性のない行動や表現、4:場にそぐわない・ステレオタイプな或いは左右不均衡な動き或いは不思議でおかしな動き、5:フリーズするとかじっとしている・さらにもがく身振り、6:養育者を恐れているポーズ、7:混乱や方向の分からなさを示す行動

親近さを言葉では求めながら、身体的には回避が伝達されているとか

混乱し不統一で相矛盾する行動は、愛着と防衛が同時或いは交互に刺激される結果と理解できる

無秩序と言うのに異議が出されてる、幼少期のトラウマやネグレクトの中では、無秩序ー無方向型愛着は一つの戦略として論理的な帰結である

この愛着行動は虐待されている乳幼児の80%に見られ、解離性障害及び攻撃的行動の双方において統計的に有意な予測因となっている

さらに、

不安定ー回避型愛着:無力さの感情、行動レベルの低さ、背側迷走神経の緊張亢進、孤独に読書や白昼夢やファンタジーの世界を通して一人で覚醒中和

不安定ーアンビバレント愛着:交感神経優勢、一人でいることをストレスフルに感じる、過剰警戒故に過覚醒に偏る

無秩序ー無方向型愛着:「交感神経系の一斉賦活を必要とする闘争戦略が不成功に終わり、背側迷走神経複合体と連動した代謝保存的かつ不活発である模擬死へと不意に速やかな転換をする」、虐待は典型的には自律神経の慢性亢進か過覚醒と低覚醒の二相性変化を生じさせる、ネグレクトは感情の平板化を招き覚醒度の低下と背側迷走神経の感受性が慢性的に高くなることを随伴するので虐待より否定的影響