アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)トラウマと身体 マインドフルネスにもとづくトラウマセラピー 、その三

トラウマを持つ人は一般的に、取るに足らない合図と意義ある重要な合図を選り分けることが困難

トラウマを持つ人は、しばしば不適応な予測により、意識野を狭めてしまう

トラウマを持つ人の適応不全な方向付けの傾向、1:些細な環境や身体内状況の変化に対する感覚過敏、2:トラウマに関連した刺激に対する過剰な方向付けの傾向、3:刺激が起きている状況を識別し適切に評価できない、特にある状況では危険の合図であり他の場合にはそうでないという判断

トラウマを受けた人は注意を持続できないことがしばしばある、すると何かの仕事を完了することが難しくなる

なんかADHDみたいな・・・

トラウマを受けた人は注意が反射的に固定されてしまうか、反射的に不注意になっている、過度の固着と注意散漫の両極を行き来する

私たちが何か見る時、大半はそう見えるだろうと期待し予測したものを見ているのであり、それ以外のものには気づかない

例:親が仕事で忙しく何でも自分でやってきた子が、「私のために何かしてくれる人などいない、だから私は全てを自分自身でやらなければならない」という信念を持ち、自分に差し出される親切なサポートに気づかない

マインドフルネスの意識で自己の注意を向けるプロセスへの観察者となる、それによってクライエントは注意をどこに向ければよいかを習得する

クライエントはしばしばトラウマに支配された注意の向け方に固着しているが、観察者になることにより固着した反応から離れやすくなる

こういうマインドフルネスとか観察者になることの使い方なら実益があると納得するよ

これを「悟る」ためとか言い出すと個人的にはよく分からんね

 

トラウマを持った人は、かつてトラウマで誘発された防衛行動を、元のトラウマを思い出させるような環境的な刺激を切っ掛けとして何度も繰り返す傾向に嵌り込んでしまう

そして、クライエントは毎日の課題にうまく対処できないと感じる

失敗した防衛は身体に注意を向けることで再発見し最活性化することができ、それによって統制感や能力を再確立することができる

凍りつき反応2種、1:緊張し、万が一じっと固定する反応が失敗し、気づかれた時に爆発的な行動をするための準備をしているかのようだ、2:降伏の複雑なパターンであり、動物界に広く行き渡っているもので、慈悲深く痛みのない自らの死をもたらす手段(肉食動物に捕まって食べられている時に脳内モルヒネが出て痛くないみたいな)

服従的行動は「攻撃的反応を防止すること、中断させること」につながるので防衛に役立つ、ロボット化

性的虐待の結果で、機械的な従順さ・あきらめの従順さで脅威の合図に反応することは稀でない

レイプされると分かっていて男を家に入れることを機械的に許す女は、多くの危険の後に学んだ従順な防衛を再演している可能性が高い

略奪者や虐待加害者はしばしばこのような対人行動を相手から喚起しようとする。この本能的防衛反応を利用して自動的服従を引き出そうとする

回避できないトラウマが回復力を阻害するのに対し、回避できると人はより強い回復力を得て統合能力も増加する

トラウマ疾患の一般的な慢性化要因は、適応不全な反応だけでなく、数十年にも続く変質した防衛反応の固着

トラウマを持った人はしばしば、以前のパーソナリティタイプに戻ることは出来ず、服従的な奴隷的なパーソナリティを身につける、自己主張的行動能力が多かれ少なかれ損なわれる

こういう人を、「そんな酷い扱いされるなら早く出て行けばいいじゃん」と普通の人が思うような、ブラック企業とかカルトとかが吸収しているのだと思われる

子供の頃のトラウマ反応を持ち続けたままなので、そういう所に行っちゃうんだろう

自分の反応は本能に動かされた固まる防衛を反映していることに気づかないと、自分自身を非難するかもしれない、そして自責と自己批判で固めるパターンを強固にしていく、自分や身体は信頼できるという感覚がなくなり、習慣的な反応と自分を同一視する

動きを伴う防衛もずっと後まで続く

マインドフルネスによって防衛傾向を探索し始めるとしばしば自発的な現象が起こる、動きを伴う防衛反応が体に現れ始める、例:顎や腕や握りこぶしに力が入る、言いたい・叫びたいという感じを伴った感覚が喉に出る

これは、瞑想における、過去が浮かび上がってくるとか、浄化反応とか言われてるものに通じている気がする