前にこんな記事を書いた
鍼灸の四関穴、陰陽調和とオーラ管理 - スピリチュアル中級者以上・スピリチュアル難民向け/非二元系チャネリング「さやかアンドリュー」非公式ブログ
まあ、別に間違ったことを書いてない
確かに合谷穴は気のツボで、太衝穴は血のツボで、ツボの位置が対称である
中医学なり漢方なりにおいて、気・血は人体の基礎的な陰陽要素であって、そのバランスは大事
これはこれでそうなんだけど、こんなのを見つけてしまった
臟腑別通法(五臟有疾, 應取十二原) Flashcards | Quizlet
これによれば、合谷穴+太衝穴というのは肝に良いツボの組み合わせ、ということになる
精神的な鬱というのは、中医的には肝と関わりが深いので、肝に良いツボを刺すので鬱に効くって話であって、気・血の流れとかはあまり関係ないのかも知れない
鬱と肝が関わり深いというのは、エキス剤漢方で言えば、鬱に対して加味逍遙散や抑肝散が使われるということで分かるだろう
私だったら効果を高めるために疎肝の効能を持つ生薬を加えるだろうが、エキス剤漢方という日本の現状ではどうもならんだろう
それにそもそも日本の漢方は量が少なすぎるし、中国くらいの量が妥当だろう
チャレンジ精神ある人は、自分で生薬を仕入れて煎じて飲んでみる、とおもしろいし役に立つと思うよ
如何にエキス剤漢方が要らんことしてぼったくってるかが分かる(確かにいちいち煎じるのは面倒かも知れないが)
追1:
正経十二経ってのが経絡の基本である
それが手足、陰陽に分かれている
臓腑の表裏で経絡を選べば、<手陽−手陰>・<足陽−足陰>の組み合わせとなる(手陽明大腸経と手太陰肺経とか)
同名経で経絡を選べば、<手陽−足陽>・<手陰−足陰>の組み合わせとなる(手陽明大腸経と足陽明胃経とか)
これらは有名である
しかし、バランス的にさあ、<手陽−足陰>・<手陰−足陽>の組み合わせがあってしかるべきではないの、という疑問が湧く
そうなると、ややマイナーな臓腑別通という理論に行き着く
それとは別に、十二経を十二支に割り当てて、その対冲を取るってのも<手陽−足陰>・<手陰−足陽>の組み合わせを作る方法としてあるみたいだけどね
追2:
臓腑別通で分かりやすいのが、肝−大腸の組み合わせである
肝−大腸間は門脈という弁のついてない血管で繋がっている
それで、健康なサイクルでは肝臓で代謝した毒物を大腸に運び、そこから大便で体外に排出する
健康なサイクルが壊れると、つまり便秘になると、肝臓で代謝した毒物を大便から排出できない、その上溜まった大便からの毒素が逆に肝臓に入り肝臓に負担をかける
ゆえに、肝臓病には便通が大事
・・・というのは、ニハイシャの受け売り