アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)家族評価 ボーエンによる家族探求の旅・その六

50〜75:

最も基本的な問題についてかなり明快な意見と信念を持っている

50以下と区別する基準として、感情原理と知性原理の違いについての気づきが大きい

50〜60では、依然として関係システムに非常に応じているので、自分の信じることを言うのをためらう

より良い方法を知っているのに、その人は50以下と同様の生き方をたどりがちである

60以上は知性世界に支配されるか、感情世界に支配されるかを自由自在に選択する

確固たる自己を持っている

情動的接近と目標を目指す活動との間を自由に行き来する

この範囲の人は、情動システムという自動操縦士に完全に統率力をもたせてしまうような怠惰な時があるが、困難状況になれば、責任を引き受けて不安を静め人生の危機を回避できる

 

75〜100:

この範囲の人は、それほど多くない

95〜100は仮説として理論的目的のみ、100は実質的に誰にとっても不可能

85〜95は目標志向的

幼少期に両親から分離して成長し始め、「自律的目的を持った」成人になる

他者の考えに耳を傾け、評価できるので、新しいものを支持して古い信念を捨て去ることもできる

このような人は反応せずに傾聴することが出来、他者の反感を買わずにコミュニケーションを図ることができる

賞賛や批判に影響されない

他者のライフコースを修正したり批判せず、また情動的に巻き込まれることもなく、その人のアイデンティティーを尊重する

他者に代わって過度に責任を取ることをしない

他者の機能を損なうような「欲求」を持たず、他者も「利用された」と感じない

二極化した議論にのめり込まない

症状形成することなく大半のストレスに適応できる

 

・基本レベルの変化は、情動的に重要な他者との関係の中で達成されるが、他者を避けたりその人の行動が関係を混乱させる時、その獲得は難しくなる

・人が関係システムの中で自己を拡張しようとすると、重要な他者が「あなたは間違っている。元に戻りなさい。さもないとこの有様よ」と応じるのは、明らかに予測できる

「私」の姿勢を諦めさせたり関係の調和を回復させようとする強い感情に耐える力が必要である

難問は、その試みが他者に対する情動反応性に基づいているのか、自分で考えて決定した方向に基づいているのか、ということ

高い分化、あるいは確固たる自己を獲得しようとすることは、情動的に距離を取ることや中立性の能力を高めることを意味する

他者にする「べき」ことを説教しようと思わない能力、問題を性急に「修復」しない能力、また自らを孤立させることで距離をとっているように見せかけない能力

人は未分化な応じ方に様々な言い訳をする

他者を助ける名目と、起きていることは起きてはならないことだとする信念に基づいて、問題を修復しようとして過剰に関与する

この人にとってにアキレス腱は、「助けよう」としている人の資源を過少に評価すること、他者の機能を弱めるような依存を生み出す

過少機能の人は責任を引き受ける行動を断固としてしないかもしれない、他の誰かの責任であるという名目で

過剰関与も過少関与も増大した不安によって強化される

・基本的な仮説を再検討

例えば、情動的問題を持つ人に共通する仮説は、家族から十分な「愛情」や支援を受けなかった⇒多くの「愛情」や注目を得られれば機能できるだろう、というもの

システム原理は「愛されていないと感じている人は、愛情依存になっている」と考える

熱心な精神保健の専門家の多くは「愛情」と「世話」を与えようとしてきた、患者の転移に絶望的に巻き込まれている

治療者が分裂病の患者に、「私はあなたが回復するかどうかを特に気にしてはいないけれど、あなたの心がどのように動いているかに関心がある」と言う

「配慮のない」言葉のように聞こえるかもしれないが、親子間の強い共生的愛着の結果として分裂病が形成されるという仮説に基づいている

治療者は、患者との分化を維持するように言葉がけを工夫する

家族システムズ論では、分裂病患者が不適切に育てられたとする仮説に基づいて患者に接近するならば、患者は過去の両親との同じ関係をその治療関係で復元すると考える

このように「愛」や「世話」を十分に与えれば良くなるはずだ、との愚かな思考を、もしかしたら善宇宙人の一部が人間に対してやっているかもしれない

ラーが第四密度だった時にそういうこと(ピラミッド作ったけど、人間が予想の斜め上の使い方して、結局ネガティブな結果に終わった)をやったようで、そのことの償いをしたいと告白する部分がラー文書にあった、かと思う

そういう宇宙人は愛があっても知恵がないんだよ

 

家族システムズ論は主要な二つの変数を定義している、自己分化、慢性不安

情動反応性と不安は置き換え可能

急性不安は、現実的な脅威、一時的、発生源は特別な出来事・問題

慢性不安は、想像上の脅威、一時的でない、発生源は関係システムの均衡の乱れに対する人々の反応

分化レベルの低いシステムでは、均衡が乱れると、均衡を回復するために慢性症状を持ち込まざるを得ない

 

世代的な変遷

(1)同一家族の子どもたちは両親とは異なる情動分離度を持つ

但し、両親よりすごく高いとか低いということはない、少しだけ

(2)人は家族からの情動分離度と等しい配偶者と結婚する

(3)新しい結婚で生まれた子どもたちは情動分離度が異なり、それぞれが自分自身に似た人と結婚する

(4)以上の過程が繰り返され、情動分離がほとんどない家族〜適度に分離している家族を作り出す

こうして、出来のいい分家と悪い分家が出てくる

 

核家族の中の家族成員は、この家特有の慢性不安レベルの中で「刷り込まれる」、不安は人に「伝染する」

不安は、考えること無く伝達されたり吸収されたりする

子供は自分が育った核家族の平均に近い慢性不安の基本レベルを形成する傾向がある

分化の低い過程で育つと、子供はとても傷つきやすい、両親は不安を伝承してしまう

親が自分自身の問題から子供を守ろうとすることは、問題を実際に伝承する主な方法の一つである

これは不思議なことである

が、家族の秘密というのは、どうしても暴かれるようになっているらしい