アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)家族評価 ボーエンによる家族探求の旅・その一

(その十五までやる予定)

(どうしようかな〜、5回UPして、エイブラハムかセスを挟んで、また5回UPみたいな形式にしようかな)

 

これもまたとても優れた本

であるが、滅茶滅茶プレミアが付いてしまっているな

 

一応、スピ系ブログなので、それっぽいことを言っておこう

この本は、バシャールの言うような、「群体(グレイ)/個」という対立の概念を深く理解させるものかもしれないよ

 

人間の精神疾患の根源は人間特有のものではなく全ての生物と共通して持っているものの産物である、情動疾患

基本的な情動過程は、多くの生物に存在している

兵隊アリの大群、アリは自らの行動の意味を考えたり、民族自決感情を持っているわけでない

若いイルカは、調教師が強いプレッシャーをかけ過ぎると引きこもったり、食事を拒否する

情動ってのは、まあ、無意識的な感情とでも解釈しておけば、そんなに間違ってないだろう

 

マクリーン、三位一体の脳

模倣行動、決まりきった手順や儀式を行う傾向、代替行動、欺き行動、向性行動、はR複合(爬虫類脳)

新皮質の発達を止めたネズミ、交尾し、子供を生み、育てることが出来た

様々な心理学的検査でも普通のネズミとなんら変わらない

しかし、サルで実験すると、サルのような行動はしなかった

前頭葉皮質、クロマニョン人、内的世界に目を向けるのは唯一新皮質だけ

私たちは感情と動作と知性的な活動の3つが競い合っているかのような主観的体験をする

 

軍隊アリは、動物の行動についてのシステム思考、過程思考、関係思考を適用するに値する最も良い例

アリの群体を成員の集まりとしてではなく、情動単位として考えることで、この群体をさらによく理解できる

モリバトのつがいに見られる繁殖行動と関係過程の影響

ノルウェーネズミの群体に見られる社会的階層化の過程

別の集団で従順だったネズミのみで新しい集団を構成しても、支配的なネズミが現れる

ミドリマンボウの研究

ラブロイデス・ディミディアタスという熱帯魚、一匹の雄と雌の群れ、雄が死ぬと支配的な雌が性転換して群れの新しい主人になる

個々のアリはほとんど同じ組み合わせの遺伝子

働きアリ、兵隊アリ、女王アリになるかは、誕生の時点でプログラムされていない、群体のその場のニードによる

動物において、個は群によって統括されるということの例

人間も動物の延長であるから、人間の個人も群によって統括されることがありそうだ、というわけ

 

群体は個体の集合以上のものとして理解しなければならない

アリの群体は情動単位あるいは情動システムである

人間の家族は、情動単位あるいは情動システムと概念化される

うだうだ書いてあるけど、要するに人間の家族ってのはアリの群体と同じようなもんだということ

そして、人間の個人は群体の力を受けて主観的体験をしている

 

魚の群れは、プログラムされた均衡運動のもとに引きあったり退けあったりする

ゾウは一族で、ライオンは群れで、ヒヒは隊列を組み、魚は群れを成し、ヌーは群れを作り、シロアリは群体を成して生きる

牡牛がその群れから離されると、ありとあらゆる苦悩を示す

牛はできる限りの力を振り絞って戻ろうとし、それが上手く行くと群れのど真ん中に突進して、親しい交わりからの慰めに全身を浸しているかのように振る舞う

同じような実験をグレイに対してもやってみたいものだ

同じような反応をするのではなかろうか?

 

人口密度が低い場合、全ての攻撃行動は一時停止

適度な人口密度では、断続的な縄張り争い

人口密度が高くなると、支配階級制度

密度が極限まで高まると、同性愛、共食い、その他の「社会病理」現象

バッタが接近状態を持続すると、構造上行動上に本質的変化が起こる

サバクトビバッタの大量発生のニュースが流行ってるねえ

 

家族成員の情動的に決定された機能は、家族の情動的「雰囲気」または「場」を生み出し、それが順繰りに、各人の情動機能に影響を及ぼす

例えば、第一子の特性にはかなりの共通性があり、末子の特性との違いを見極めるのは容易である

家族システム内における人の機能上の位置は、ある程度は、その人の精神内界と生理機能に影響を及ぼす

 

例えば夫が身を引いたことに気づいた時、夫の引き下がりを知的に観察するだけでなく、それに脅威を感じて、情動的に夫を追い求める衝動に駆られるだろう

しかも時に強い反応は、起きている事柄を冷静に考えることの妨げとなる

客観的に考えられるならば、夫の引き下がりへの衝動と、もっと関わりを持ちたいという彼女自身の欲求とが互いに煽り合っていることに気づくかもしれない

家族の情動システムの働きを観察できるかどうかは、家族に対して情動や感情で応じることが、いかに関係過程(人々の間に生じる連鎖反応)への気づきを妨げないかにかかっている

不安な家族は、問題の一側面のみをその問題の原因とみなしがちである

人が「なぜあなたは、そうするのか」と相手に問い詰める時、その関係過程への焦点は即座に見失われてしまう

個々の家族成員が考え・感じ・語り・行うのは、その家族全体を維持する情動過程を表している

この情動過程は、人々が自分の命令に自分を従わせ自立させる力(個体性)と、人々を他からの命令に応ずるよう方向づける力(一体性)との相互作用によって規制されている

この発想がキモだね