1:彼は自分を天才と考える
2:仲間たちを例外なしに無学な愚か者とみなす(例外なしとか言っときながら、その例外を本の中に自分で書いてるけどね)
3:不当に迫害され、差別待遇を受けていると信じる
彼は自分をジョルダノ・ブルーノ、ガリレオ、コペルニクス、パスツールその他の偉人になぞらえる
4:偉大な科学者や確立された理論に攻撃を集中する強い衝動をもっている
5:複雑な特殊用語を使って書く傾向
とある掲示板の陰謀論スレで、陰謀論反対者が1と2みたいなことを言っていた
多分、「そういう性格に難のある奴の言うことなんだから間違ってるに決まってる」みたいな思考なんだろう
だから、陰謀論も同じ構造してるよ
しかし、一方で、そういうものにやたらに噛みつくタイプってのが存在すると思うね
疑似科学者は「偉大な科学者や確立された理論に攻撃を集中する強い衝動をもっている」とか、マーティン・ガードナーは言っている
ならば、「偉大な科学者や確立された理論に反する理論や、それを提唱する人に攻撃を集中する強い衝動をもっている」タイプの人間もいる、と私は付け加えることにしよう
これに関して、スピ系の人は知っておくといいだろう
何がなんでもスピみたいなものをこき下ろしたいってタイプの人は、なんかの拍子で見かけるからね
これに関しては、私の知る限り最も詳細に論じているのは笠原敏雄「サイの戦場」である
何がなんでも超能力みたいなものをこき下ろしたいってタイプの人がいる、という話である
ガードナーの空洞地球
リチャード・バード少将が北極を飛んだ、穴など無かった
バード少将が地底世界を見た、ってのは今でもスピで言われてるね
ヴェリコフスキー「衝突する宇宙」
彼は彗星や火星にやってもらいたいことをまさにやってのけることのできる電磁力を発明する
これらの電磁力がもつ能力について科学的な証拠は何一つない
「天球の中に電磁力が存在することを認めようとしないことは、現存の天体力学の教説を守るためのドグマとなる危険がある」と同博士は書いている
ダークマターが見つからないってんで、最近着目されてる、とか聞いたけど
進化論関係
ここで扱われているのは、大体キリスト教原理主義者
まあ、トンデモ系と宗教ってのは近いところにあるんだよな
偏印だ
オルゴン療法
オルゴンの過充電で吐き気
ダンボールの内側に100均で勝ったアルミシートを3重にして貼り付けた、手作りオルゴンボックスを作ったことがある
なんとなしに、そのダンボールの中に頭を突っ込んだら、2〜3分くらいで眩暈がしてきて気分が悪くなったという経験がある
過充電だったのか
超心理学のラインの実験
これに関しては、笠原敏雄「サイの戦場」をオススメする
追:
前にこんなことを書いた
四柱推命から見たスピ系の人、偏印 - スピリチュアル中級者以上・スピリチュアル難民向け/非二元系チャネリング「さやかアンドリュー」非公式ブログ
ある意味で、マーティン・ガードナーのこの本は「偏印とは何か?」という問いに答えてくれる本だ
つまり、偏印は往々にしてトンデモ的だということ
但し、私はいつも「偏印が間違っていて、正印が正しい」みたいなことは考えない
「偏印が間違っていて、正印が正しい」時もあるし、「正印が間違っていて、偏印が正しい」時もあるだろう
しかし、主張する説の正誤と関係なく、「正印は世の中に受け入れられる、偏印は世の中に受け入れられない」というのがある、と考える
そこで、「正印は吉、偏印は凶」というのが出るんだな
偏印の道を行かんとする人は覚悟すべし
トンデモと陰謀論と宗教は偏印の道