アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)奇妙な論理〈1〉だまされやすさの研究 マーティン・ガードナー、その一

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=51490211

これもカシオペアン・チームの推薦書

 

この本は所謂トンデモ説を集めてあげつらう、という本

しかしその際、その説がどうして間違っているのかなどということは特に論じず、こういうトンデモ説があってそれを主張した奴の頭はとんでもない、とあげつらう内容である

こういう切り口はあっていいが、内容的には結構軽薄だと思うね

世の中のトンデモ説それぞれもそれなりに歴史があって、そういうのを見るのには中々いい本かも知れない

例えば、地球平面説ってこんなに昔からあるのか、なんてね

 

邦題は的外れ

ある説に対してその論理をきちんと分析していく、ということも無いし

トンデモ説に騙された人の知性や性格にこんな問題が在る、と分析した本でもない

トンデモ説を言い出した奴の知性や性格にはこんな問題が在る、とは書いてあるけども

原題は「Fads and Fallacies in the Name of Science」であり、訳せば「科学の名における熱狂と流行」となるだろう

 

しかし、これをカシオペアン・チームが推薦するってのも意味深だなあ

カシオペアンでそこそこ重視してる説も、この本にしょうもない説として紹介されているんだよね

ヴェリコフスキー「衝突する宇宙」とか進化論関係とか

二巻目にはムーやアトランティスとか空飛ぶ円盤が扱われているそうだ

そうだねえ・・・

「世間一般の流れとは違う説を唱える時は、しょうもない説であることが多いから、自戒せよ」というニュアンスなのかも知れないし、「世間一般の流れとは違う説を唱える時は、世の中の大多数を占めるマーティン・ガードナーみたいな人からの、マーティン・ガードナーからのような攻撃を想定せよ」なのかもしれない

 

カシオペアンのフォーラムで調べた所、こんなんが見つかった

https://cassiopaea.org/forum/threads/scientific-parapsychology-physicists-weigh-in.45204/

「Parapsychology: An Exchange」という本をマーティン・ガードナーが出していて、内容は超心理学に対する攻撃

これに対して、ローラのコメントが「アークは今日、昼食時にこの記事を読んでいた。 それは非常に興味深く、昨今の時代の科学の状態の典型であり、私たちがこれらの年月に立ち向かってきたことの典型であり、私はそれを共有しようと思う。」とある

「昨今の時代の科学の状態の典型」ってのは、「超心理学疑似科学!だってトンデモだから」みたいなよくある偏見に満ちたパターンのこと

だから、この本が推薦されているのも、まあそういう方向性のことなんだろう

 

ある理論がどの程度まで確証されているか、その度合いを決定する問題は極めて困難で専門的であり・・・

けれどもこの問題に頭を悩ます必要はない

これから取り上げるのは少数の例外を除けば「間違っていることがほとんど確実」なものに極めて近いため、価値がないことについて疑う理由は全くないような理論ばかりである

雑な考え方してるのがよく分かる

「少数の例外を除けば、『間違っていることがほとんど確実』なものに極めて近い」のであるならば、「価値がないことについて疑う理由は全くない」とは言えない

価値があると疑うべき理由がちょっとあるかも、とするのが論理的というものだ

それに「極めて困難で専門的で」あるとか言っておきながら、専門家でもないくせに短絡的に決めつけてるんだよね、この人

ちなみに、笠原敏雄が指摘していることだが、超心理学は、論文を超心理学の専門家でもない門外漢が好き勝手に批判していいという不思議な領域である

 

さらに、

(本)フィールド-響き合う生命・意識・宇宙 リン・マクタガート、そのニ - スピリチュアル中級者以上・スピリチュアル難民向け/非二元系チャネリング「さやかアンドリュー」非公式ブログ

この手違いでたまたまホメオパシー的な現象を発見してしまったジャック・バンヴェニスト

彼は当時は真っ当な免疫学の専門家であり、免疫学の実験をしていたのである

だから、彼の主張を批判するには、免疫学の専門家でなければならない、というのが一般の科学界の慣行のはずだ

しかし、ネイチャー誌編集者が奇術師・ジャーナリスト・いかさま退治人のチームを率いてやって来たという有様なのである

このように専門外の連中がやって来て好き勝手言う(マーティン・ガードナーもそうだと思うね)ってのはパターンである、と覚えておいてもいいだろう

 

たいていの疑似科学者は多くの特徴を有している

第一の重要なものは、ほとんど隔絶して仕事をすること

 

もちろん歴史には、偏見なしに聞いてもらえなかったが、後になって正しいことが立証された新奇な科学の考え方の悲しい実例がたくさん含まれている

催眠、パスツールの細菌病原理論、麻酔剤、ゼンメルワイス「出産の介助をする前に手を消毒すべき」、隕石

今のコロナ騒動でやっぱりパスツールは嘘だった説を言ってる人がいるけどね

ロバート・マイヤーのエネルギー保存法則

火星の衛星に関するスウィフトの予言、サミュエル・ジョンソン赤痢の原因は微生物」