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この本もカシオペアンチームの推薦本
恐ろしく優れた本
で、この本を出してるのが日本教文社って所で、生長の家の息のかかった出版社である
私としてはね、どこの出版社だろうが、このような優れた本を出してくれるならばそれで有り難い、と思ってる
しかし、宗教系の出版社から出てて、もっとメジャーな出版社から出てないということ、がやはり気になる
この本の内容は本当に重要なものだと私は思うのだが、まだまだ社会の主流に浸透することなどないのだな、と些か暗澹たる気持ちにならざるを得ない
この本の内容は、タイトルから見れば、「ノー」が言えない人は病気になることで代わりに体が「ノー」と言う、というものだ
それはその通り
ただ、私的にまとめると、この本の内容の7割は、自己愛家族で育ってインナーチャイルドを抑圧・無視してると難病になって往々にして死ぬ、というもの
過去記事の「自己愛家族」とか「パスワーク」のインナーチャイルド論等を参照することを勧める
主流医学は唯物論的
感情も電気・化学的作用で神経系からホルモンが放出される現象
遺伝子を持ってても発症しない人もいる、中枢神経にこの病気の特徴が見られても発祥しない人がいる
子供時代の条件付けでできた、「闘争か逃走」の正常な反応を妨げる無力感が問題
ストレスはこの病気を起こさないが、影響は明らかで、発症は複数要因の相互作用
・ストレス
ストレスは突然の失業・結婚破綻・大切な人の死とかの単独の出来事に限られない
幼い頃から悪い家族環境でストレスに慣れてしまった人は、ストレスがないと不安で退屈で生きる意味がない気がする
これをセリエは、アドレナリンやコルチゾールのようなストレスホルモンへの嗜癖と見た(なんかラムサが似たようなこと言ってたような。コルチゾール中毒で転生を繰り返すとかなんとかだったような気がする)
ストレスは行動の変化、主観的な知覚なしに起こりうる
急性ストレスと慢性ストレスを区別する必要
一時的なストレス反応は直接的な危険から我々を守ってくれるが、これが慢性的に続くと有害
感情LV3:主観的な体験、LV2:自分が意識してるかどうかに関わらず他者が見て取れるもの、LV1:生理的変化
親にとって、子供のLV2感情が彼らの不安を掻き立てるものだと、それを許容するのは難しい
それを抑圧するように条件付けると、子供は感情・それに伴う欲求を適切に処理できなくなり、一種の無力感を抱く
自分の心の動きを感じる能力が大事
・ALS
患者はいい人ばかり
自分に厳しく、自分を駆り立て、助けを求める必要を認めず、精神的肉体的に痛みを否認
スー・ロドリゲス、自身と決意に満ちた戦士というのは表向き、一度も自分の主導権を握ったことが無いような人間関係
スティーブン・ホーキング、発症から40年も生きている、大部分の患者は発症から10年以内に死ぬ、本気出し始めたのは発症後、ジェーン・ホーキングによる精神的な支えと実質的な介護、彼女は独立した自我意識が育っていないで精神的エネルギーは妻から夫へと一方的に流れて燃え尽きる、彼女は母親・乳母の役割を担う、夫は妻の一人の人間として生きようとする奮闘を軽蔑の眼差しで見ているが後に母親に見捨てられた子供のような怒りを露わにする
毎日15分鏡の前で自分の体の一箇所を選んで愛する、という方法でALSを克服した例