アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)愛は誰も忘れていない、内容に関して1

◯改めて「奇跡のコース」という本について考えてみると、微妙だ

論理的体系としては本当に完成度が高い、と思う

しかし、それは、本に書いてある本文についてだ

コースの本文においては、著者がイエスである、とか、輪廻転生がある、とか、アトランティス、とかに関して触れていない(転生については触れているが、あるとは言ってない)

しかし、コースを書き留めたヘレンには声の主が「自分はイエスだ」と言っていて、ヘレンはそれを信じていたし

ヘレンがイスラエルに旅行した時には、過去世を思い出して泣いたりしてたし

コースを編集する時に省いた部分には、アトランティスについて言及があったりする

コースという本、論理的完成度の高い本、それ自体においては、こういう要素は要らないものとして出来上がっている

しかし、この本を書いた人間、その顛末等を含めると、途端にこういう普通のニューエイジ成分が入ってくる

すると、コースの本文の論理性の高い宇宙論とは別に、本当に歴史的にイエスという人が実在したのか、コースを書いたのはそのイエスなのか、輪廻転生は本当にあるのか、アトランティスは本当にあるのか、みたいなことが問題になってき得る(だから、こういう部分をカットしたのだろう)

すると、色んな歴史考証をして、イエスってのは想像上の人物に過ぎないので、そんなのが書いたとか自称してるコースは駄目、という風に、全然内容に触れずに切り捨てることもできてしまう

ゲイリーの本ってのは、イエスが実在して12弟子が実在して、その転生の結末であるアセンデッドマスターが現れて、コースについてアレコレ解説した、というものだ

ゆえに、ゲイリーはコースの本文からはみ出した問題を提起したようなものだ

つまり、ゲイリーの本というのは、まあ一先ずコース本文と矛盾するとは言わないが、コースの編集方針とは矛盾するものである、とは言えるだろう

こんなことになるのであれば、Jはヘレンに対して、イエスが実在したことを証明するようなことを話し、自分がそのイエスだと証明し、輪廻転生も肯定した上でその詳細を解説する・・・等ということを書取らせて、コース本文の中に入れさせることをやっておくべきだった

 

◯個人的に気になるのは、ゲイリーがJことイエスが歴史的に実在した、という立場を取っていることだ

カシオペアンのチャネラーのローラって人は元々キリスト教教育を受けて、まあそれなりに信者だったんだけど、スピとかニューエイジの方向に行った人

ゆえに、キリスト教を暴こうとするんだよね

で、その結果、イエスは基本的には実在の人物ではない、新約聖書の物語を生きたような(モデルとなった)一人の人物は無理、ってことらしい

色んな人、色んな伝説を混ぜて、作った神話的登場人物に過ぎない

その上で、強いてモデルとなった人を示すならば、カエサルということなのだそうだ

彼は死後彼は神格化されて、菅原道真が学問の神様になったように、一種の神様として崇められるようになった

これがキリスト教の土台、というんだな

このローラって人は中々偉いのが、チャネリングでこうだって言われたからこうだ、ってのに留まらず、きちんとスピリチュアルな情報源以外の、大学教授やらの本を多読して、裏付けを取ろうとするんだ

一方で、ゲイリーはアセンデッドマスターがこう言ったからこうだ、で留まっている

そうすると、どうしても説得力が無いんだよねえ

 

◯しかし、アーテン、パーサもけち臭いな

ゲイリーの前だけでなく、ゲイリーのファンの前とか、その他大衆の前に現れるくらいできるだろうに

それで奇跡の一つや二つ見せて、コースに関して演説してくれれば、私も多少はコースに熱心になろうと思えるけどな

なんで駄目なんだろうね?

 

ゲイリーの前にしか現れないのは、メッセージをいじられたくなかったから、という理由を本では挙げてある

それでも、ゲイリーのワークショップで現れるくらいいいじゃんね?