こちらの章は浅野の考え方がよくまとめられている
霊媒が誠実でも、守護霊が嘘つき
こういうのもあるのか
元々不可知論者であった浅野がスピリチュアルに転向する切っ掛けの話
非常に面白い
日本にもいたんだねえ
現在でも何人かいてもいいはずだ
マストドンと称する、第三期の巨獣の歯牙の一片を与えられた時の、彼女の精神測定は一層正確で、自分自身が右の巨獣に同化したかと思わるる程度に深入りしました。――
(太古の巨獣歯牙の測定)――これは何やら非常に大きい
不恰好な頭部ですこと!
考古学なんて全部これでいいじゃん
秋山中将には、モ一つ同性質の貴重な体験があります。それは明治三十八年五月二十四日の晩に、三日後に起るべき日本海々戦の実況を予知したことで、
秋山中将というのはこの人
https://ja.wikipedia.org/wiki/秋山真之
敵は
日露戦争も終わりの方で、日本も露も余力がない
その時に、ロシア艦隊が「対島海峡を通るか、津軽海峡か宗谷海峡を通るか」の見極めで、日露戦争の決着が着いてしまう、という超責任重大な場面
眼をつぶっていろいろ考え込んでいる中に、ツイうとうととしたかと思う瞬間、私の眼の中の色が変って来た。そして対島海峡の全景が前面に展開して、バルチック艦隊が二列を作って、ノコノコやって来るのが分明に見えるのです。占めた! と思うと私ははッと正気に返って
その場面で、秋山中将はこんなヴィジョンを見て、見事に当てた、という話
さて、同じ時、伊藤博文が易聖・高島嘉右衛門の所に行って占わせたって話があって、これもまた面白い(高島嘉右衛門伝、第八幕・財は望まぬ高望み)
こちらも見事に対島海峡に来るということを当てた
これを読み違えたら、日露戦争負けてた可能性が高い
こんなオカルトで日本の行く末が決まったって話、学校の歴史の授業でも教えるようにすれば、つまんねー授業も面白くなるのではないの?
古代に国が国事として占いをやってたことを、原始的だと馬鹿にする風潮があるが、このエピソードは明治だからねえ、全然古代でも原始でもないし、占いを馬鹿には出来んぞ