アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

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スクラロース・ステビア、ストロング、肉と癌

スクラロース、ステビア | ナカムラクリニック|内科・心療内科・精神科|神戸市中央区(花隈 元町 三宮)

アスパルテームアセスルファムカリウムがなぜ体によくないのかについては、以前のブログに書いたから、ここでは繰り返さない、
では、スクラロースステビアについてはどうなのか。

スクラロースの摂取によって、グルコース摂取時の血糖値およびインスリン動態が大幅に乱れる

スクラロースよ、お前もか。
やはり甘味料というのは、ロクでもないのばかりだね。甘い話にはウラがあるもので、甘い味にもウラがあるんだな。
どうせステビアも有害なんだろうなと思いながら調べていると、、、なんと、体に悪いどころか、むしろ薬効があって、糖尿病、高血圧、肝炎、胃腸炎に対する効能が示されているという。

へえ〜
そもそも、ステビアは植物の名前(キク科ステビア属)で、原産地のパラグアイでは神聖なハーブとして崇拝の対象だった。甘味料である前に、まず、ハーブなんだな。
ステビアを抽出して(ステビオシド)初めて商品化したのは、意外にも日本で、当初は醤油の甘み付けなどに利用されていた。
砂糖の300倍の甘みがありながら、しかも体に何かとありがたい効果があるなんて!こんな都合のいい”甘い話”があっていいのだろうか^^
でも、実際多くの論文が、ステビアのハーブとしての優秀性を示している。

甘いもの中毒で、「とにかく何でもいいから甘みが欲しい」という人は、ステビアならオッケーかもしれない。「かもしれない」というのは、個人的には話がうますぎて、にわかに信じがたいから^^;

健康のために積極的にステビアを摂る、というのはちょっと違うと思うけど、たとえばある商品の原材料を見て、甘味料としてステビアしか入っていないのであれば、アスパルテームスクラロースより安心、ということは言えるだろう。

 

ストロング | ナカムラクリニック|内科・心療内科・精神科|神戸市中央区(花隈 元町 三宮)

ストロングゼロみたいな酒のこと

アセスルファムカリウムスクラロースの毒性については以前のブログで書いたから繰り返さない。
これらは単独で摂っても有害だが、アルコールと一緒に摂取することで、毒性の相乗作用が起こる。つまり、アルコールの害と人工甘味料の害の掛け算が起こる。

たとえば、こんな研究がある。
人工甘味料入りアルコールは、砂糖などの通常の甘味料入りアルコールよりも、胃内容排出とアルコール吸収を促進する』

人工甘味料入りの酒は、普通の甘味料入りの酒と比べて、吸収が早いということだ。

へえ〜

 

肉と癌 | ナカムラクリニック|内科・心療内科・精神科|神戸市中央区(花隈 元町 三宮)

古くはアトキンス・ダイエット、最近ではケトジェニック・ダイエット、パレオダイエットなど、食事法には様々なブームがあるが、これらのダイエットにおおよそ共通するのは、”低糖質高タンパク”である。
低糖質食に関しては、おおむね同意する。砂糖などの精製糖質や小麦製品の摂取量は、一生ゼロでもいいと思う。ただ、米から適度な炭水化物を摂るのはかまわないと思うし、「野菜にも糖分が含まれている」として根菜類(人参、ゴボウなど)やかぼちゃまでダメ、とするのはさすがにやりすぎじゃないかな。
高タンパク食についての個人的な考えは、「保留」ということにしている。

原住民の食事の研究からプライス博士は肉食の効用を説いたが、現代の畜肉と原住民が食べている天然の肉では、同じ「肉」と言っても意味合いが全く違うだろう。

それに、個人的には牛乳は体に悪いと思っているから、そこから精製したプロテイン(ホエイプロテイン)が体にいいと考える理屈がない。
「低糖質高タンパク食で体調がよくなりました」と言っている人は、案外、高タンパクというか低糖質のおかげで元気になったんじゃないかな?現代病の大半は、砂糖と小麦をやめるだけで治っちゃうものだよ。砂糖や小麦をやめることで腸の炎症がなくなって、消化吸収能力が改善して、結果、各種栄養素(タンパク質も含め)の吸収も高まるから。
もともと肉が好きでもないのに無理やり食べて体調を崩している人を臨床で見ていることもあって、安易に高タンパク食を勧める気持ちになれないんだな。

肉を食べるほど癌になりやすい、というのが疫学の示すところだけど、この論文はそういう事実を踏まえた上で「肉食ったら癌になるぞ!」と脅すのではなく、調理法や付け合わせ次第で肉の癌リスクは軽減するはず、としている。理性的な、いい論文だね。
以前のブログで、ネギ科植物(ニンニクやタマネギなど)に抗癌作用があることを紹介したけど、ステーキの付け合わせにニンニクを添えたり、すき焼きにネギやタマネギのスライスを一緒に入れるのは、結果的に肉の発癌性を打ち消す格好になっている。食文化の知恵が、科学的にも理にかなった食べ方になっているというのは、おもしろい偶然だね。

Dr.Sebiは「肉の過食は体を酸性にして癌のできやすい体質にするが、野菜は体をアルカリ性にして癌のできにくい体質にする」と言っている。
西洋医学的には、肉=酸性とか野菜=アルカリ性といっても、何を言っているのか意味不明でお互い分かり合えないようだけど、結論は共通していて、どちらも「肉の過食は癌の可能性を高める」と言っている。
人間の本来の食性は、多分、雑食だから、何事もあまり極端に走らないのがいいと思うよ。

ふーむ