part1と内容が被る所が多いが、研究者の説の解説が詳しい
エイブラハム・ホッファー
メスカリンの化学構造がアドレナリンに似ている
アドレナリンの酸化でできるアドレノクロムが統合失調症毒素
ノルアドレナリンにメチル群が加わるのを防げれば、アドレノクロムの生成に使えるアドレナリンの分泌を抑制できる
自然なメチル受容体(ノルアドレナリンにメチル群が加わるのを防ぐ)、B1・B2・B3・ユビキノン
さらにB3はアドレナリンの酸化を抑制する
B3とユビキノンはドーパミンを節約する作用、パーキンソン病患者にB3とユビキノンを与えたら非常に有効だった
ホッファーは自分の治療経験の論文を発表、これに対し米国精神医学会は「対策委員会報告7」で極めて否定的な結論を出す、それに対してライナス・ポーリングが反論
本には反論内容が色々書いてある
トランキライザーは統合失調症者に与えられるときだけ有効である
正常な人がトランキライザーをとると病気にさせられる
トランキライザー症候群はアパシー・無関心・正常に考え推理する能力の減退など
ということは、正常に近づくとトランキライザー症候群になるので、最終的に正常にはなれない
・微量な量のLSDが主要な精神病を生み出せたという事実は、統合失調症が生物学的疾患であることを示唆した
それは多くの学者にとって耐えられないことだった
彼らは統合失調症が心理社会的現象だと確定するために熱心に研究してたから
トランキライザーが有効だという事実は心理社会的理論を妨げるものではなかった、ただの鎮静剤だから
統合失調症を発生させる母の元で病気になったというならば、ビタミンを取って回復するということがありうるだろうか?
だが、ホッファーは強いストレスがアドレノクロムを作る原因になると言っている
ダブルバインドとかが強いストレスを生み出し、それが統合失調症に繋がる、という筋はある
・ビタミンB3の大量使用は古典的な栄養学者全部への攻撃となった
ホッファーらが用いていたビタミンB3は勧告許容量の1000倍、アスコルビン酸は60倍だった
・トランキライザーは効くのが早いが、分子整合療法(栄養療法)は効くのがゆっくり
・アドレノクロム仮説を攻撃するために用いられたいい加減な研究の例がいくつもある
後になって訂正しても、いまもなお著名な精神医学の教科書に引用されてる
国立精神医学研究所の初代所長は分析家、精神分析はアカデミックなセンターのほとんどをおさえていた
統合失調症部門の長はRDレインの信奉者で心理社会学研究を選んだ
メガビタミン療法の熱心な反対者が分子整合医療への米国精神医学会対策委員会の議長になった
ホッファーは統合失調症の生化学的状態は、過酷なストレスの特に起こる心細動で死に至るのを防ぐために起きたものと仮定している
ストレスがかかるとアドレナリンが出る
アドレナリンは毒性があって心臓を壊す
なので、アドレナリンが出たら、体はそれを早急に処理しなければならない
短期のストレスでは、アドレノクロムになる経路が飽和して、非アドレノクロム経路でアドレナリンを処理する
過酷で長期に渡るストレスでは、どの経路でも膨大な量のアドレナリンを処理するのに十分でなく、最後のメカニズムとして細胞内部で自動酸化(して大量のアドレナクロムになる)
大事なことは、過酷なストレスに晒されないこと、抗酸化物を十分に取ること
家族が過酷で長期に渡るストレスの原因になることは全然ありうるだろう
すると、統合失調症の心理社会的研究と生物学的研究は矛盾しないじゃん
他に
食べ物による脳アレルギー
について詳しく書いてある