アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)死の拒絶 アーネスト・ベッカー、その一

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カシオペアン・チームの推薦書

非常に優れた心理学の本

アダルトチャイルドのような個別テーマは除いて、もっと一般的に心理学を見た時に、これほど優れた本を私は読んだことがなかった

 

しかし、このブログは一応スピリチュアル中級者向けとか謳っているわけだが、そういう人においてはあまりこの本は読む必要性がないかもしれない

この本を読む必要性がありそうなのは、むしろ非スピリチュアルな方々である、と思う

 

「この本はどういう本なのか?」と言えば、まあ色々複雑なんだけど、フロイト実存主義的見地を踏まえて再解釈する、というもの

実存主義的見地とは何だ?」と言えば、「人間は何をやっても最終的に死ぬ、それで終わり。どうにもならない」という見地である

そこから本当に見事な分析が展開していき、まあ素晴らしいのである

が、そういう見地に対しては、スピリチュアル的には、交霊会の記録を引っ張りだして「だから、死後の世界は存在する」とか、イアン・スティーブンソンを引っ張りだして「だから、輪廻転生は存在する」とか反論すれば足りてしまう

この著者のアーネスト・ベッカー、滅茶滅茶頭いいんだが、そういうスピリチュアル方向の知識は明らかに全然無いのである

だから、彼の論旨は、死後の世界だの輪廻転生だのが無いという前提で展開されている

そこにおいて、非スピリチュアルな方々は、死後の世界だの輪廻転生だのが無いという前提で生きているであろうから、彼の論旨というのはモロにそういう人々にこそ突き刺さるものであるはずだ

スピリチュアルの知識に親しんでいる人にとっては、そういう前提においての、一般的な心理学の優れた見方を得る、教養を付ける、みたいな意義に、この本はなるだろう

 

強いて言えば、カシオペアンのオーガニック・ポータル(OP)説と絡めて理解することは出来そうだ

というのも、この本において、人間を身体VS象徴的自己や種VS個の対立に引き裂かれている存在、と見るからだ

復習しておくと、オーガニック・ポータルとは個別的な魂の入っていない人間、代わりに種としての集合魂が入っている人間のこと

カシオペアンによれば、人類の50%はこういう連中でできており、もう50%が個別的な魂の入っている人間から成っている、という

OPはもともと魂的に種なのだから、種VS種となり、そこに何の対立も矛盾もない

というわけで、精神安定的である

一方で、個の魂の入ってる方は精神不安定的であろう