アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

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製粉所職員「小麦は食べません」、塩の効用

製粉所職員「小麦は食べません」|中村 篤史/ナカムラクリニック

勉強になる

先生、ご存知か分かりませんが、小麦は、製粉会社で燻蒸します。臭化メチルを充満させて、小麦についた虫を殺します。あれを吸うとふらつきますが、シェディングの感覚はそれとよく似ています。同じ職場でシェディングが分かる人も言っていました。「シェディングって臭化メチルと同じじゃないか。完全に毒だよね」と。

小麦粉を作る会社に働いている自分が言うのも何ですが、先生、小麦が体にいいはずありませんよ。
仕入れた小麦には、殺虫剤、除草剤、虫、妙な異物とか、不純物が大量に含まれています。私が働き出した20年前よりも、最近の状況はもっとひどい。収穫前に除草剤を撒いて、枯れさせてから収穫するので、残留除草剤の量がすごい。おまけに、海外から輸入する船の中でも殺虫剤を撒くので、もう無茶苦茶。さらに、製粉所に仕入れてからも臭化メチルで燻蒸して保存しています。これだけの毒物をしみこませた小麦を食べて、病気にならないとしたら不思議です。

愛社精神というほどでもないですが、自分のちょっとしたプライドのために言うとすると、それでも、うちの会社はまだマシなほうです。燻蒸するときの臭化メチルの量と時間は、他社よりもかなり少ないほうです。
薬剤屋の営業マンが感心してましたよ。「おたくは薬をあまり使いませんね。珍しい会社です」と。でもそれは国産小麦の場合です。うちは輸入ものも扱っていて、外国産はひどい。袋に虫をいれると死ぬぐらいですから。アメリカ産、カナダ産の小麦を加工して、大手に卸していて、それがケーキとか麺になって店頭に並ぶわけです。さすがにちょっと、食べれないですね。内側を知っているので。

国内産の小麦は放置していると虫がわきます。しかし外国産は虫がわきません。これは農薬使用量の違いによります。企業は虫の混入リスクを極度に恐れています。なぜか?
実際のところ、仮に虫が混入していて、消費者がその虫を食べたとしても、無害です。ただし、SNSの発達した今の時代、パンの中から虫が出てきたとなっては炎上必至です。企業としては大ダメージです。
良心的な企業が「うちの商品は虫がついたりカビが生えますが、防虫処理をしてない証拠です」みたいに胸を張ったとしても、消費者の支持は得られない。消費者は、どうしようもなく傲慢です。「安心安全で、かつ、虫もカビもこない」そんな商品はあり得ないんです。

農薬とか燻蒸の問題を認識してる人もいますよ。製粉所に勤務していて、小麦粉がどういうものか分かっている人は、パンを口にしない。毒物だと分かっているからです。しかし、毒物を作る仕事なんてしたくない。誰だって自分の仕事に誇りを持ちたい。「少しでも燻蒸の時間を短くしたり農薬の使用量を減らしませんか」そういう提案をしたとしても、企業側のリスクがでかすぎるんです。万一虫が混入したりカビが生えればアウトですから。無知な消費者の健康を犠牲にせざるを得ないわけです。

まあ、そうだろうねえ
ヤマザキパンの社長が自社商品を食べないっていう記事をどこかで読みましたが、そりゃそうでしょうね。

ひとつ、実践的なアドバイスとして、先生、ふすまってあるでしょ。全粒粉とか胚芽を含んだもの。あれは絶対に食べちゃいけない。農薬のかたまりです。
小麦がなぜ体に悪いのか、グルテンが悪いとか何だかんだと言いますけど、そういうのもあるかもしれませんけど、農薬と化学肥料と除草剤と殺虫剤と燻蒸。これだけでもう、毒のかたまりで、食材と呼べる資格なんてないと思います」

 

塩の効用|中村 篤史/ナカムラクリニック

「減塩は万病のもと」です。毎日しっかり塩をとってください。

だから塩不足が長く続くと、さまざまな病気になります。

たとえば、塩不足で糖尿病になります。

逆に、塩をしっかりとると、インスリン感受性が増し糖尿病が改善します。

仮に、医者から「塩をできるだけとらないように」と言われて、それを真に受けて実行したとする。
すると、体内では、以下のような変化が起こります。

まず、塩が来ないので、脱水状態になり、血流量が減少、血圧が低下します。血圧が保てないというのは、生物の生存にとって致命的な大ピンチです。そこで、血圧を上げるためのシステムが起動します。これをRAA系(レニン/アンギオテンシン/アルドステロン)といいます。
RAA系の存在目的は「いかに塩のロスを防ぐか」、この一点だけです。
このシステムが腎臓に作用し、塩(Naイオン)と水の再吸収を促し、代わりにKイオンとHイオンを排出する。これにより、体に水が保たれ、血圧を維持できます。
しかし、これは、あくまで塩不足への緊急対応です。
海で生まれた生物は、何億年という気の遠くなる年月を海で過ごしました。豊富な塩分に囲まれた幸せな時代です。しかし、地上という塩分の乏しい環境で暮らすことになり、そのための突貫工事として身に着けたのがRAA系という「塩分保持システム」です。なので、このシステムは本来その場しのぎのもので、長期間これでやりくりすることは想定していません。
だから、RAA系に長期に頼るような状況、塩分不足が慢性的に続くような状況は、体にさまざまな異常を起こすことになります。

具体的には、減塩により、肺癌(非小細胞肺癌、小細胞肺癌)、乳癌、頭頚部癌、大腸癌が、この順で多いという疫学があります。要するに、減塩のせいで癌リスクが上がる、ということです。

食事に含まれる塩が少ないと、RAA系が活性化し、カテコラミン(ドーパミン、アドレナリンなど)やコルチゾル血中濃度が高くなります。
カテコラミンが高いということは、副腎や交感神経系が緊張していることを意味します。つまり、ストレス状態にあるということです。

仕事のノルマや人間関係などの心理的ストレス、寒冷刺激などの環境的ストレスを少しでも緩和するには、塩をとることです。すると、抗ストレスホルモン(コルチゾルなど)の分泌が減少します。

体に塩をしっかり供給してください。そうすることで、人生で起きる様々なストレスを乗り越えやすくなります。「ストレス発散に甘い物」なんて言ってる場合じゃないですよ。
逆に、塩不足は、ストレスと戦えない状態です。
たとえば、この状態で就寝すると、夜おしっこに起きます。

睡眠中というのは、本来は副交感神経が優位の時間です。膀胱がやわらかい風船のように大きくなり、おしっこをいっぱい溜めることができる。それが本来です。でも、減塩とかで交感神経が緊張していると、睡眠中でも膀胱が収縮しがちになって、夜目が覚めてトイレにいくことになる。
だから、夜尿防止のための一番手っ取り早い方法は、塩をしっかりとることです。

へえ

冷え性で冬が苦手で、食事量は多くないのに、ちょっと食べただけですぐに太ります」という患者を見れば、必ず「ちゃんと塩とってますか?」と聞くようにしている。減塩ならぬ「増塩」を勧めます。

塩をしっかりとるようになると、ちゃんと満腹できるようになります。

東北、北陸など冬の寒さが厳しい豪雪地帯では、高塩分食の摂取が励行されました。それは、長い伝統のなかで育まれた食文化であり、生活の知恵でした。実際、塩を積極的にとることで、基礎代謝があがり、冷えに強くなり、しもやけができにくくなります。

しかし、現代医学はこの食文化が育まれた文脈も無視して、人々に一律に減塩を押し付けた。その結果どうなったか?

代謝が低下し寒さに弱く無気力になり、癌の発生率が増加し、血圧は下がるどころかむしろ上がり、糖尿病の罹患率が上昇し、血管破裂(ラプチャー)しやすくなり、血栓ができやすくなった。まったく、減塩によって良かったことは何一つない。ただ、人々の健康を破壊するだけの結果に終わりました。

実際、塩を減らせば、心筋梗塞の発症率は4倍高まります。

しかし、塩をとればとるほど、心筋梗塞のリスクは減少します。

疲れやすい、頭が痛い、何かしんどい、、、臨床で何らかの不調を見れば、とりあえず、塩不足を疑う。減塩は万病のもとです。

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