アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

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戦争、市場の崩壊、食料危機。すべては突然起きる「ように見える」だけなのかも。ウクライナ侵攻までの14年間を見ていてそう思う

戦争、市場の崩壊、食料危機。すべては突然起きる「ように見える」だけなのかも。ウクライナ侵攻までの14年間を見ていてそう思う - In Deep

昨日、アメリカの「アンチ・ウォー (Antiwar.com)」というメディアで、レイ・マクガヴァンさん (Ray McGovern)という方が記事を寄稿していました。寄稿文のタイトルは、「ロシアとの戦争のために洗脳されている」というものです。

このレイ・マクガヴァンさんという人は、1960年代に米軍の歩兵/情報将校として勤務した後、 27年間 CIA の分析官をしていたとあります。

記事は非常に長いもので、全部ご紹介することは難しいですが、「米国のメディアはまったく真実を報じていない」として、2008年から今年 2月24日のロシアのウクライナ侵攻までの「道程」を記しています。

14年前、当時の駐ロシア米国大使 (現 CIA 長官)のウィリアム・バーンズは、ロシアの外相セルゲイ・ラブロフから、ウクライナNATO のメンバーになれば、ロシアは「介入しなければならないかもしれない」と警告された。

バーンズの 2008年2月1日のモスクワからワシントンへの電報(#182)の件名は 、「 Nyet (ロシア語での「No」) は Nyet を意味する。ロシアの NATO 拡大レッドライン」とある。

このように、ワシントンの政策立案者たちは、NATO におけるウクライナの加盟に関するロシアの「レッドライン」について、非常に具体的な言葉で事前に警告されていた。

それにもかかわらず、2008年4月3日にブカレストで開催された NATO 首脳会議は次のように主張した。

「本日、これらの国が NATO のメンバーになることに合意しました」

この「レッドライン」というのは、「その一線を超えれば、軍事行動に至る可能性がある」という意味で、当時のアメリカの政策立案者たちは、それを「具体的に聞いていた」にも関わらず、「すぐにレッドラインに抵触する行動に出た」ことになります。

平たくいえば、アメリカは、「ロシアの具体的なレッドラインを知った後から、ロシアへの挑発を始めた」と。

2021年 12月30日、バイデンとプーチンは、プーチンの緊急要請で電話会談をおこなった。

その後のロシア政府の発表文は、「ジョセフ・バイデン氏は、ロシアと米国はヨーロッパと全世界の安定を確保する特別な責任を共有しており、アメリカ政府はウクライナに攻撃的な兵器を配備するつもりはないことを強調した」と述べた。

プーチン大統領の最高外交政策顧問であるユーリ・ウシャコフ氏は、これは、米国と NATO に対する安全保障の提案で、ロシア政府が達成したいと望んでいた目標の 1つでもあると指摘した。

2022年 2月12日、ウシャコフ氏は、その日のプーチンとバイデンの電話での会談についてメディアに説明した。「この電話は、12月30日の電話会談のフォローアップのようなものだった」と述べた。ロシア大統領は次のように明らかにした。

NATO の非拡大に関するロシアのイニシアチブの重要な要素と、また、ウクライナ領土への攻撃兵器システムを配備しないというバイデン大統領の提案は(アメリカの)中央政府に届いていませんでした。 …これらの要件に対して、意味のある応答はありませんでした」

2022年 2月 24日、ロシアはウクライナに侵攻した。

2021年12月の時点では、バイデン大統領は、「ウクライナに兵器を配置しない」と電話会談で確約を述べたのにもかかわらず、2月の電話会談で、「それがまるで守られていなかった」ことをプーチン大統領が知ったということになりそうです。

要するに、挑発でもあり、「ナメられてもいた」ことになります。

この頃には、陰謀論に通じてる人はアメリカが悪いと見抜いていた

そして、興味深いことは、ランド研究所の文書とされるものが「 CIA にも宛てられている」のですが、先ほどのアンチ・ウォーの記事の、> 当時の駐ロシア米国大使 (現 CIA 長官)のウィリアム・バーンズは…でわかりますが、「最初にロシア政府からレッドラインを具体的に聞いたのは、当時の駐ロシア米国大使であり、その人物は今は CIA の長官」だということです。

2008年からの一連の動きの中心にこの人がいる。

そして、この CIA 長官であるウィリアム・バーンズさんはバリバリの世界経済フォーラムメンバー。

そして、このように 14年間かかって勃発に至ったこの戦争が、今後拡大することが避けられない状態となりつつあることも示され始めています。

ジョー・バイデン大統領に助言する悪霊魔術師の見習いたち (ブリンケン国務長官、サリバン国家安全保障担当補佐官、中国専門家のカート・キャンベル)によって、ウクライナに始まり、おそらく中国にまで拡大する、過去 77年間で最も広い戦争のためにアメリカ人たちを軍事的集結させるのに何の問題もなくなってしまった。これを成し得た主流メディアに万歳だ。

へえ〜、中国まで行っちゃう?アメリカも表立って参加しちゃう?

この「全世界が戦争に巻き込まれる」というフレーズは、現在、実にいろいろと出ていまして、このマクガヴァンさんのように、欧米の政策に批判的な見方をする方々だけではなく出ています。

たとえば、セルビアの大統領であるアレクサンダル・ヴチッチ氏は、ニューヨークでの国連総会で以下のように述べたことが報じられています。

> (ロシアが)特殊軍事作戦の段階を離れ、大規模な武力紛争に近づいていると私は想定しています。今、問題はどこにあるのかということです。
> そして、特定の時間後、おそらく 1か月か 2か月後に、第二次世界大戦以来見られなかった大きな世界紛争に入るかどうかです。

なぜ、このセルビアの大統領の発言に注目したのかというと、「この人はディープステート側だから」です。

世界経済フォーラムのメンバーは全員悪いのか?」というと、そうです。

そして、彼らは「予告」します。

2008年のリーマンショックは、2007年に IMF によって予告されていました。

新しいタイプのコロナウイルスによるパンデミックも、世界経済フォーラムによって、発生2ヶ月前に「予告」されています。

今、予告されているのは、最初のほうに書きました食料と、そして、セルビアの大統領などが言うような世界的な戦争、そして、「リーマン級の市場崩壊の可能性」がフィンランドの経済相などによって伝えられています。

EU の一部の国では、エネルギーデリバティブ市場の崩壊を回避するために、すでに基金を設立することを決定している。フィンランドスウェーデンは今週末、電力デリバティブ市場で取引するエネルギー企業を支援する計画を発表し、エネルギー産業と金融システムでの「リーマン」的イベントを回避しようとしている。
> 「これは一種のエネルギー産業のリーマン・ブラザーズの要素を含んでいる」と、フィンランドのミカ・リンティラ経済相は 9月4日、ヨーロッパのエネルギー危機についてコメントした。 (oilprice.com)

ここに、> 「リーマンブラザーズ」的イベントを回避しようとしている。とありますが、ヨーロッパのエネルギーの状況は、この頃よりさらに悪化していますので、回避されるかどうかわからないですが、リーマンショックの時もそうでしたけれど、「事前には一般の報道ではほとんど何も伝えられないことが多い」ために、「まるで突然起きたように見える」ことが多いです。

しかし、ロシアのウクライナ侵攻も、先ほどのように、14年間という長い期間のアメリカによる挑発の結果として動き出したものです。

突然ではありません。

仮に、今後、リーマン的なことが起きても、ランド研究所の文書とされるものに書かれてある通りなら、「突然ではない」ということになります。

長い時間をかけて、ヨーロッパは崩壊へと仕向けられて、そして、今度は、全世界が戦争という状態に突き進む可能性が出てきてしまいました。

もちろん、どこの国でも主流メディアは何も報じないままですので、今度も「突然起きた」ように見えるのかもしれません。

戦争も、市場の崩壊も、食料の枯渇も。

全くその通りだね