アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

I AMとサンジェルマン ~ネサラ・Q・UFO宗教の源流~ 前編その三

⑩第10章(UFO宗教のはじまり)

AI:第10章では、ガイ・バラードとエドナ・バラード夫妻が自らの「偉大なる我有り(Mighty I AM)」運動を宣伝するため、様々な架空の「宇宙の大師」を名乗る存在を持ち出し、絶賛の言葉を語らせていたことが批判されています。

具体的には、「アークトゥルス(Arcturus)」と名乗る「偉大な星の存在」、「勝利の大天使(Mighty Victory)」、「偉大なテノール(Great Tenor)」、「メル神(God Meru)」、「ナダ女史(Lady Master Nada)」など30を超える不思議な名前の存在が、バラード夫妻の活動を絶賛したと主張されました。

アークトゥルス」とか出てくるとUFO宗教っぽいね

中でも印象的なのが、「金髪の背の高い金星人マスター(Tall Master from Venus)」です。

また、「丘の老人(Old Man of the Hills)」と呼ばれる存在まで登場し、バラード夫妻を絶賛しています。

さらに、バラード夫妻は自分たちこそ「イエス・キリスト(Jesus the Christ)」の再臨であると主張し、使徒の「愛された者ヨハネ(John the Beloved)」までもが、次のようにバラード夫妻を賞賛したと語っています。

一方で、バラード夫妻自身も自分たちの前世について公言しています。ガイ・バラードは「ジョージ・ワシントン」の生まれ変わりであり、エドナ・バラードは「ジャンヌ・ダルク」の生まれ変わりだと名乗っていました。ちなみにエドナについては、「マーサ・ワシントン」ではなく、ジャンヌ・ダルクを選んだ理由は不明です。

教祖が自分の前世として有名人を持ってきて自分を権威付けする、のはよくあるパターンだ

この点、カシオペアンのローラなんていいよ

第二次世界大戦ナチスユダヤ人の夫を連れて行かれて、絶望して2階から身を投げて頭かち割った女、ってのが前世らしいからな

一方で、レオ・ネットワークのイエナエルってのは、なんか前世がテンプル騎士団のジャック・ド・モレーだっけ?

あんま良くないねえ

また、息子のドナルド・レイ・キング・バラードは、「ラファイエット侯爵(Marquis de Lafayette)」やインカ帝国の王の生まれ変わりだと主張されています。

さらにバラード一家は、「リチャード1世(Richard the Lion-Hearted)」時代からの仲間だと語る「自由の女神(Goddess of Liberty)」からも、絶賛されたとされています。

このように、バラード夫妻は自らを権威づけし、神格化するために、数多くの有名な歴史上の人物や宇宙の偉大な存在を持ち出し、それらに自分たちを絶賛させる宣伝を展開していたことが分かります。著者はこの手法を"博覧会の見世物小屋のような"大袈裟なパフォーマンスだと酷評しているのです。

UFO宗教の色合いがだいぶ濃く感じられるようになってきました。繰り返しますが、これらはすべて1930年代の話です。

温故知新!

⑫第12章(サンジェルマン伯爵とホワイトハットの原型)

このように一人の人物を巡って、世間の評価が真っ向から食い違っているのは、サン・ジェルマン伯爵自身の生い立ちや正体が不明確だからだと考えられています。

よく分かってないからこそ、いろんな空想ができる

ブラヴァツキーは、「近代ヨーロッパで最も偉大なオリエンタルの達人(adept)」とサン・ジェルマンを評しています。また同時代のオルコット大佐も、彼を「ホワイト・ロッジ(White Lodge)の使節」、つまり人類の為に世界を操る達人集団の一員と見なしていました。

サンジェルマンを持ち上げ始めたのは、多分神智学からかと

そもそもの発端は、サン・ジェルマン伯爵自身が、自らに意図的に神秘的なベールを纏い、大衆に非現実的な期待を抱かせたことにあったのは確かです。

これは史実としてそうらしい

そこに色んなオカルト的空想妄想が付け加わったのだろうか?

この章ではどうやら「ホワイハットがすべてを掌握している」というテンプレートの原型が、神智学協会の唱えていた「ホワイト・ロッジ」のアイデアにあるということがわかりました。

ホワイト・ロッジとは、オカルトの世界において、人類の精神的進化のために世界を裏から操る存在とされる達人/最終解脱者の集団を指します。

この「ホワイト・ロッジ」という言葉は、ヨーロッパの神智学協会(Theosophical Society)の影響を受けたものと考えられています。ブラヴァツキーらは、チベットやヒマラヤ方面に、高度な霊的能力と知識を持つ秘密の達人集団「グレート・ホワイト・ロッジ」が存在すると説いていました。

聖白色同胞団とかグレートホワイトブラザーフッドとか呼ばれることが多いかな

ブラヴァツキーと神智学協会についてまだここでは深堀りしませんが、バラード夫妻がそのフォロワーであり、二番煎じの亜種であったことは確実だと思います。ガイ・バラードの1934年の著作『ヴェールを剥がれた神秘』も、1877年に刊行されたブラヴァツキーの著作『ヴェールを剥がれたイシス』のタイトルをパクったのでしょう。

補足:受け継がれる「アセンデッドマスターの教え」

エリザベス・クレア・プロフェットは、サンジェルマンが阻止するはずだった第2次世界大戦の勃発によって挫折したバラード夫妻のアイアム思想のエレメントを受け継ぎ、その子どもや孫の世代に復活させたような人物でした。また、彼女は核戦争の勃発を予言し、信者たちに地下シェルター建設を勧めていました。

この人は割と最近の人だね、1939〜2009

最初の夫が神智学の人なのだそうだ

参考:https://mikiomiyamoto.bake-neko.net/bookreview021951.htm

結局この予言は成就することなく、アルツハイマー病と診断された彼女は1999年に表舞台を去り、その10年後に亡くなりました。

⑬第13~14章(オリジナルは別に存在した)

AI:第13章では、I AMムーブメントの指導者であるガイ・バラードとエドナ・バラード夫妻が、世界最高の劇作家ウィリアム・シェイクスピアをアセンデッドマスターの1人である「サン・ジェルマン」の化身だと主張していることが、批判的な視点から徹底的に検証されています。

まず、シェイクスピアが晩年になり、「強力なI AM」の教えに傾倒し、著書を出版したと伝えられていることが紹介されます。かつてはきわめて優れた英語力を持ち、数多くの喜劇、悲劇、歴史劇を書いたシェイクスピアが、晩年には「光と音の光線(Light and Sound Ray)」を通して単純な言葉しか使わなくなり、「親愛なる心々」「愛する人々」「かけがえのない生徒たち」といった愛称でI AMの信者たちに語りかけるようになったと描写されています。

次にバラード夫妻は、シェイクスピアの作品の本当の著者は、彼らが崇める「アセンデッドマスター・サン・ジェルマン」であると主張していることが紹介されます。その根拠として、ウィリアム・シェイクスピアの名前は、「I AMの意志が英知の槍を無知の闇に振るうこと」を意味すると解釈されています。

しかし、この主張には多くの矛盾があると指摘されています。まず、バラード夫妻は「サン・ジェルマン」がフランシス・ベーコン(Francis Bacon)の化身であり、エリザベス1世とレスター伯爵の間の子供だったと述べていますが、歴史的事実とは合致しません。エリザベス1世は未婚で子供がいないことは有名な事実です。またベーコンの両親は、別の夫婦として確認されています。

フランシス・ベーコンシェイクスピア説は現在でもちょくちょく見かける

さらに矛盾として、バラード夫妻は「サン・ジェルマン」が1684年に肉体を「アセンション」させたと主張していますが、ベーコンは1626年に死去しているので、58年後に骨を蘇らせたことになり非現実的です。

一方で、バラード夫妻はサン・ジェルマンが旧約聖書預言者サムエル(Samuel)の化身でもあると主張し、ペリシテ人に対して雷雨を降らせた出来事を引用しています。しかし聖書の記述では、老年期のサムエルが魔女に呼び出された際、「老人で、ローブに包まれていた」と形容されているため、若々しいサン・ジェルマンの姿と矛盾します。

さらに驚くべきことに、バラード夫妻はサン・ジェルマンが「アンクル・サム(Uncle Sam)」の化身でもあると公言しています。その理由として、「サン・ジェルマン」がアメリカを統治する存在であり、サムエル預言者の名から来ていると説明されています。

こうした一連の主張を受け、著者は「バラード夫妻がつくり上げたサン・ジェルマンは、歴史上の実在のサン・ジェルマン伯爵とはまったく異なる虚構の存在である」と断言しています。しかしその一方で、この作り物の「サン・ジェルマン」がI AMの信者たちを精神的に支配する「精神的独裁者」になっていると厳しく批判しているのです。

あ〜、これはあんまり批判になってないかもねえ

だって、サンジェルマンはアセンデッドマスターなんだぜ!?

アセンデッドマスターは何でもできるんだから、ここに書いてある非現実的なことなんて難なくパパッとやってしまうのさ、ハハハ

AI:第14章では、ガイ・バラードの著書に記されている「サン・ジェルマン」との出会いや「アセンデッドマスター」の秘密の聖域を訪れた体験談が、他の作家の作品から盗用・剽窃されたものである可能性が指摘されています。

具体例として、1894年に書かれた「A Dweller on Two Planets」と、バラードの「Unveiled Mysteries」での記述が酷似していることが挙げられています。

次に、1894年の小説「The Brother of the Third Degree」に登場する「サン・ジェルマン伯爵」と、バラードが描くサン・ジェルマンの類似性が指摘されています。

さらに、1929年の「The Prince of Atlantis」と「Unveiled Mysteries」にも多くの共通点があり、「偉大な光の存在」が民衆に警告を発し、一部の民だけが生き残るというストーリーが酷似しているとされています。

他にも『Myriam and the Mystic Brotherhood(1915)』『Life and Teaching of the Masters of the Far East(1924)』などの既存の神秘主義文学における記述と、バラードの著作の類似性が多数例示されています。

『Life and Teaching of the Masters of the Far East(1924)』は、有名な「ヒマラヤ聖者の生活探求」

エドナ・バラードは、「Unveiled Mysteries」出版の数年前、シカゴでの非常に初期の私的クラスの中で、頻繁にバード・T・スポールディング(Baird T. Spalding)の本「Life and Teaching of the Masters of the Far East」から朗読していました。スポールディング自身も数週間にわたってバラード家に客として滞在していました。

へえ