アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

電子レンジ、ビタミンA

電子レンジ | ナカムラクリニック|内科・心療内科・精神科|神戸市中央区(花隈 元町 三宮)

電子レンジによる調理によって、食品中に毒性物質が生じる。

ランセットに1989年に掲載された研究によると、乳児用ミルクを電子レンジにかけると、トランスアミノ酸がシス同位体に変化するが、これには神経毒性および腎毒性がある。つまり、電子レンジにかけた乳児用ミルクを飲めば、神経系および腎臓に悪影響があるということである。
・スイスの科学者ハンス・ヘルテル医師は、1991年の論文で、電子レンジで調理した食品によって、血中に発癌作用が生じることを報告した。
結果、電子レンジをかけた牛乳あるいは野菜を摂取した群では、血中ヘモグロビン、白血球(リンパ球)、赤血球が減少し、コレステロールが増加していた。リンパ球の減少は感染症や組織損傷のリスクを増大させる。
この研究は、被験者数が少ないことなど欠点があるものの、電子レンジの安全性について大きな問題提議を含むものである。
ヘルテルはまた、電子レンジによって食品の分子変形すると、放射線による分解による化合物が生成することを発見した。その後の研究によって、この物質も発癌性を持つことが示唆されている。

日本で電子レンジのない家庭はほとんどないだろう。外食産業においても、電子レンジは、それなしでは業務が回らないほど普及しているに違いない。
健康意識が高くて自宅で電子レンジを使わない人も、外食をすればまず間違いなく、電子レンジで加熱調理した食品を口にしているだろう。
そういう意味で、上記記事の意味するところは非常に大きいと思う。

医者のみならず、一般の人も電子レンジの危険性は絶対に知っておくべきで、学校教育で教わってもいいぐらいに重要なことだと思う。食品添加物の危険性を家庭科の授業で習った記憶がある。そういうのとワンセットで、電子レンジの危険性も教えるといい。
知った上で、使うか使わないかは、もう本人の自由だと思う。とても便利な文明の利器であることは確かで、一律に使用を禁じることはできないだろう。
でもその使用は、危険性を承知の上での使用であるべきだ。

私はめっちゃ使ってるけど、やっぱ良くないんだねえ

 

ビタミンA | ナカムラクリニック|内科・心療内科・精神科|神戸市中央区(花隈 元町 三宮)

ビタミンAに対する恐怖心は煽られすぎている。高用量どころか、一日推奨量(男性3000IU、女性2300IU(妊婦4300IU))でさえ、危険だという人がいる。
こんな主張にエビデンスはまったくない。一日推奨量の2倍量を摂取する人を長期間にわたって追跡した研究があるが、有害事象はまったく観察されなかった。

さらに、1日25000IUの服用を2~12年間服用した人の研究においても、肝障害およびその他の毒性は見られなかった。
ただし、アルコール依存症者と肝臓病のある人は例外である。レチノールの代謝には肝臓が関与しているからだ。

ビタミンAサプリを長期間にわたって大量投与すると、どんな毒性を生じるのか。
食欲低下、皮膚の乾燥・かゆみ、脱毛、頭痛、骨肥厚、肝障害といった症状が起こる。これらを見て、賢明な人は気付いたかもしれない。
そう、ビタミンA過剰による症状は、ビタミンA欠乏による症状とかなり重複している、ということだ。
ビタミンA、D3、K2は協調して働くと前に言ったが、ビタミンAの過剰によってこれらの脂溶性ビタミンのバランスが崩れ、相対的なD3、K2欠乏を来す。
つまり、ビタミンAの過剰摂取による毒性とされているものの多くは、D3、K2欠乏による症状であり、これは逆のことも言える。
一種類だけ突出して多く摂れば、他の必要量が増大することになるが、この状態を放置すれば、毒性としての症状が出現することになる。

ビタミンAのせいで骨粗鬆症になる、という主張がある。確かに、介入試験、疫学研究の両面から、これを示すエビデンスがある。
Aが破骨細胞を活性化することを知っていれば、D抜きでAを大量投与すれば骨密度が低下することは簡単に予想のつくことだ。
A抜きでDを大量投与しても、有害事象が起こる。なるほど、これらの研究はいずれも科学的事実の一端を提示するものだが、もう一つ、重要な研究がある。
ビタミンA、Dの両方を大量投与した場合、単独投与で見られたいずれの副作用も一切見られなかったのだ。

なるほど