久しぶりにギブアップした本
ヒカルランドと言えば、オカルト本やスピリチュアル本の出版社、というのが一般的な認識だと思う
そのヒカルランドが出す本なのだから、さぞやオカルト・スピリチュアル方面の話が盛り沢山の興味深い本だろう、とか期待してしまいそうだ
ナチスが訳の分からん怪しいオカルト研究をしていたことは有名だしね
だが、訳者解説によると、「ヒカルランド最初の専門学術書の翻訳だそうである」ということで、この本は真面目な学者の書いた真面目な学術書である
結論を言うと、この本の内容は、アーネンエルベがどのように始まり発展し終わったかとか、いかに似非科学がまともな科学のふりをするように権力によって押し付けられたかとか、そういうのを学術的に論じた本であって、オカルト的内容はちょこちょこっと触れられているだけである
正直、私にとってはとてもつまらなかった
無味乾燥なことが延々と続く、いかにも学者の書いた本という感じである
オカルトやスピリチュアルが好きというだけの一般人、普通のヒカルランド愛読者には、私としては余り勧められない
一方で、きっと、このような分野の研究者の人等は大いに興味深く読み通すことが出来るのだろう