この本もこちらのサイトで紹介されてたもの
地球や太陽の磁気の話から始まり、磁気による色んな生物への影響、ヒトへの影響、どのようなメカニズムで影響しているか、等書いてある
ブルーバックス、一般向け科学系新書であり、まともなキャリアを持った先生がまともなことを書いている
それでも、磁気の人体への影響とかはなーんか無視され気味だと思うけどな
地球の地場の強さは最近どんどん減少しており、2000年ほど後にはゼロになるかもしれない
磁石を持つ細菌、伝書ハト、ミツバチ、イルカ、サメ
地磁気が弱くなった所で鯨やイルカが打ち上げられる
血圧・白血球数・心拍数、地磁気の影響受ける
生まれた日と地磁気条件が、神経活動のタイプ思索型・感覚型・抑制型に関係する
磁気嵐の時には神経緊張する
パイロットの操作ミスにも関係
地磁気と子供の成長・性発達は関係ある
月経周期にも影響する、地磁気弱いと月経が始まる、周期が短い傾向
出産にも地磁気が影響
磁気遮蔽すると生体機能乱れる
心臓病、伝染病、精神病、結石等との関係
結石は、地磁気の強い地域で一般に少ない
磁気バンドが肩こりに効く（けど、著者が試した所効かなかった）
地場で治癒促進、皮膚温度上昇
経絡・ツボに磁石粒で鍼灸と同じ効果
ショウジョウバエ、カブトムシ、磁気で性比が変わる
地場遮蔽でネズミ弱くなる
ウサギに１ガウス地場で、血液凝固能力増大、水の消費増大、体重減少して死ぬものも
植物、幼根が南向くと発芽成長にいい
種子の方向が性決定に影響
地球地場を超える人口地場で異常成長
地磁気が微生物の機能に影響する
動物・植物の進化における急変と地磁気逆転の関係
ヒトの頭蓋骨と地磁気モーメントの関係
地磁気が遺伝子に影響
地磁気と生物リズム
磁場は培養中のがん細胞の成長抑制するが、生体内のものには作用が弱い
コロイド系の性質が地磁気の状態に依存する、水の性質の変化によるものと考えられる
タンパク質の構造や向きが変わる、酵素活性が変わる、脂質や核酸の向きが変わる、遺伝暗号のエラーが増える
磁場にさらされた水は軟水化、湯垢が減る、粘性・電気抵抗が変わる
磁場にさらされた水は生命活動に影響、尿量が増える、溶血が早くなる、植物の成長促進
個人的には、エドガー・ケイシーが磁化水を勧めていたのを思い出した
「磁化水が体に良いってのは、オカルトだ！疑似科学だ！」とかよく言われるけど、この本はまともな一般向け科学系新書であって、京都大学名誉教授が書いてるんだけどなあ
生物超電導の仮説
ツボや経絡は高い電気伝導性
水分子は電磁場に敏感、相転移
生物の固有磁場
電磁場は生理過程の調節に乱れを生じさせる、特に胚や胎児の成長に著しい
タワーマンションの高層階は地磁気が届かないとかで、流産・早産が多いとか子育てに向かないとかいう説がある
心臓血管の病、伝染病、精神・神経病、眼病（特に緑内障）など、地磁気が大きい時に発生・悪化する
但し、結石症だけは地磁気が強い所で発生しにくい
昆虫が夜間電灯に惹きつけられる割合と関係
地震や火山噴火と動物行動
