・アイリーン
二人は再び別居する必要があるとシーナが主張、二人の子供を連れてマル島の別荘でシーナと過ごす
シーナは子供一人を連れて別の別荘に移る、喧嘩してシーナは子供一人を連れてこっそり島をぬけ出す
困窮する、過大なストレス下で幻影を見聞きする、神をチャネリングするようになる
ピーターが戻ってくる
ピーターとアイリーンはマル島を去りグラスゴーへ、ちょっとしたきっかけでピーターはクルーニーヒルホテルの支配人になる
ピーターはホテル経営についてほとんど知らなかったが、アイリーンのチャネリングに従うと上手く行った
ピーターとアイリーンは地域社会で相当な社会的地位を得る
しかし、一家の霊的活動が噂され、欠損続きのトローサックスホテルに左遷
そこでは上手く行かず、解雇される
行く宛がなく、トレーラーを停めておけるフィンドホーンへ(本ではスラム街みたいな扱い)
ガイダンスによれば、将来何千人もの人々がやってきて、愛を通じて統合した完全な共同体を形成する時が来るだろう(これは当たったんだから凄い)
ドロシー・マクリーンが加わる
一代のトレーラーの中に六人がいて、一人になる場所もなかった
彼女は瞑想中に、どこで平安と静寂を見いだせるか聞いてみた
「公衆便所に行きなさい。そこで静寂の時が持てるでしょう」
それからの五年間というもの、一度も休むこと無く毎夜通い続け、ビジョンを見たり、神の声を聞いたりした
一夜に三時間から五時間も座った
そこら辺のフワフワしたスピリチュアルとは次元が違う
「将来のために蓄えをする必要はありません。あなた方は将来を思い煩ったり、過去を振り返ることをしなくなるでしょう。今を充実して生きなさい。必要はいつも満たされることを常に感謝しなさい」
これもよく聞く話だけど、まあ可能なんだろうが、実際的には、それは本当に腹の座ったこの人達のような人のみに限られるだろう
一般人に毛が生えたようなレベルの人は、きちんと将来を思い煩い、きちんと将来のための蓄えをすることを勧める
「あなた方は、やがて、太陽と新鮮な大気から栄養を吸収し始めるでしょう。やがて菜食に全く慣れ、それ以上のものを切望しなくなります。肉体がさらに浄化され密度の薄いものになれば、皮膚は今まで取り入れることの不可能だったエネルギーを吸収するようになります。」
よく聞くニューエイジ的内容も言っている
・ドロシー・マクリーン
シーナ・ガバンを通じて、アイリーンとピーターに会う
瞑想してたら、声が聞こえるようになる
「自然の精霊」、「大地の天使」、ディーバをチャネリングして、どのように菜園づくりをするかを聞く
・ロック・クロンビー
精霊、牧神パンを見ることができる、会話できる
・フィンドホーンの菜園が常識はずれに凄いということが土壌協会(という真っ当なアカデミックな組織)に広まる
そこから色んな視察者が来るように
・ディビッド・シュパングラーというニューエイジの教師も来る
この頃はニューエイジ・ブームが盛り上がってたんだろうねえ
この頃のブームの勢いでゴールまで行けなくて盛り下がってしまったってのがスピリチュアルの現状だろうか?
その中でも多少勢いがあるのが、人類は悪宇宙人の操作を受けているってやつだね
これも、「どうしてあの勢いが続いてゴールまで行かなかったのか?」という問いに対する答えになってるちゃなってるので、一応当時よりも一歩進んでいる、と評価できなくはない
この本だと、「人間が自分たちの意識を変えないと大変なことになるぞ」という人間自己責任論なんだけど、悪宇宙人みたいな発想が当時無かったからだと思うんだよね