コーヒーや茶にはテオフィリン(カフェインとほぼ同じ効力)がごく少量含まれ、チョコレートにはテオブロミン(カフェインの1/7の効力)が含まれる
カフェインは長く効く、カフェインの分解では70%がパラキサンチンになる、パラキサンチンの効力はカフェインよりもやや強い、つまり分解産物も処理し終わらないと作用が消えない
カフェインの半減期は5〜6時間
経口避妊薬を飲んでる人はカフェインの処理時間2倍
喫煙者は1/2倍、但しニコチンでなく芳香族化合物による、禁煙した数日後普段通りにコーヒーや紅茶飲んで血液中カフェイン農奴250%上昇
細胞が働くほど副産物としてアデノシンができる、これが蓄積すると眠くなる、寝るとアデノシンは吸収される、カフェインはアデノシン・ブレーキを妨害
カフェインでは脳の主要なブレーキが効かないから確実に興奮状態になるが、他のブレーキは機能するし、直接的な興奮剤が追加されてるのではないので、覚醒剤乱用のようにはならない
量の多・少で作用が異なる、濃いコーヒー3〜4杯までは増えるほど活動性を高める、これを超えると活動性低下
レオン・クーパー、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、文豪バルザックはコーヒー愛飲
「スピード」が要求される仕事では頭の働きが良くなるが、「能力」が要求されるような仕事では効果がないか能率低下
聴力反応、図形を見分ける、単純計算などには役に立つ
論理的推論、数理的思考、読解、込み入った計算などには役に立たない
カフェインが知的な仕事に及ぼす影響はその人の衝動性の度合いによる、この場合の「衝動性が高い人」とは正確さよりも効率やスピード重視で夜のほうが頭冴える人
「衝動性が高い人」は朝にカフェイン飲むと誤植を訂正するような仕事の能率が向上し、夕方は能率低下した
「衝動性が低い人」は朝・夕が逆
カフェインはドーピング剤
カフェインはダイエットにあまり役に立たない
カフェインは排尿と排便を促す作用
カフェインはアスピリンやアセトアミノフェンなどの鎮痛剤の効果を増強する
カフェインは胎盤をやすやすと通過する、母乳にも入る、乳児はカフェイン分解する酵素を持ってない、妊娠予定の女性や母乳あげている母親はカフェイン避けたほうが良い
カフェイン耐性はソフトドリンク1缶でもコーヒー10杯でも、7〜12日で起こる
カフェイン離脱症状:頭痛、うつ、疲労感、仮眠、神経過敏、筋肉の緊張性の亢進、悪心、嘔吐
カフェイン耐性と離脱症状には個人差がある、正常に戻るには普通一週間かかる
カフェイン依存とアルコール乱用や気分障害に重なりがある
カフェインが抑制剤として作用する人がいる、ADHDの治療に用いられる興奮剤も同様
アルコールとカフェインを一緒に飲んでも、アルコールの作用の一部しか相殺しない
こんな感じで普通の内容の本