アラフォー賢者の気ままな引き寄せライフ~第四密度行ったら本気だす~

気ままにスピ雑談、多少は人が見て勉強になりそうなことを書いていく

(本)トラウマと身体 マインドフルネスにもとづくトラウマセラピー 、その五

思考、感情、感覚知覚、身体内部の感覚、筋肉の変化、動きへの衝動など、今ここに生じているもの

信念や習慣は、知覚や行動に影響を及ぼしているが概ね意識されない

それらを意識化し学び直すのがセラピーの主なゴールの一つ、マインドフルネスはそのツール

普通の意識状態ではストーリーを語る、マインドフルネスではストーリーの体験を見守る

受け入れがたい思考や感覚をただそこにあるものとして「認める」こと、「解決する必要がある」という心構えより「歓迎する」というやり方

マインドフルネスは観察自我を必要とするので、クライエントはトラウマ体験に「なる」ことはなく、体験を「持つ」

 

クライエントはたいてい、動かなくなるとか言いなりになるような防衛をすることを自分の欠点だと思っている

それが「逃れられないトラウマを生き抜く助けになった、そうせざるを得なかった対処戦略だ」と評価する時、能力があるのだと自分を見直し勇気づけられる

 

呼吸は直接的にエネルギーと覚醒状態の調整に関係する

西洋医学では1800年代以来呼吸法がトラウマ治療に有効だと認識されている

自律的な覚醒状態は常に呼吸の変化に帰着するからだろう

呼吸の「正しい」方法はない、異なる状況下では異なる呼吸の方法が適切

しかし、呼吸しすぎと呼吸しなさすぎは問題になりがち

一般に、吸気を強調すると覚醒状態が上昇し、呼気を強調すると覚醒状態が減少しリラックス

カシオペアン・チームの呼吸法でも「呼気を吸気よりも長くするように」ってあったね

それで、リラックス効果が得られる

 

記憶が言語を通さずに組織化する時、手続き記憶、知覚記憶、情動記憶という3つの潜在記憶からなる情報処理のより原始的なレベルへと組織化される

トラウマを持つ人はこの3つの方法全部で思い出す、身体の行動傾向(手続き記憶)、感覚と感覚侵入(知覚記憶)、情動の嵐(情動記憶)

この本のセラピーで重要なのは手続き記憶、「行動や行為として表され、認知的に表現される記憶とは独立した」記憶、無意識に作用するので効率的

 

ストーリーを語るだけのセラピーは、行動と自己主張が今は安全な選択肢であるという身体の経験を与えることがない

強力な変化を起こさせるのは、動きを伴う防衛に十分にアクセスできるという自分自身の「リアルな」身体体験

 

身体の中心部と周辺部のバランスを欠いていると、認知の歪みに反映される

例えば、周辺部の緊張が中心部の弱さと組み合わさると「私には価値がない、隠れていなければ」という信念を表す

姿勢や動き方の話

 

トラウマに関連した症状を持つ人は、楽しさの体験をする能力を著しく損なっている

幼児において、高まった交感神経システムの覚醒状態は「極端にはしゃぎ回ること」と関係しており、同じ覚醒状態が防衛システムを換気する

楽しさによる興奮状態とトラウマ的な覚醒状態は紙一重

トラウマを持っている間、痛みと快感が複雑に絡み合った感じを体験し続けている

性的興奮と罪悪感・いけないという感じ、楽しさと後で痛み・恥の感覚が来るという恐れ、痛みと快感、サド・マゾ

楽しさを探し行動システムのゴールを達成しようとすると、リスクに直面する機会が増す、トラウマを抱える人はしばしばこれを恐れる

なんかバシャールにも通じるような記述

クライエントはしばしば慣れていない楽しい体験に耐えることが出来なかったり、昔のやり方に戻ったり、いつもの麻痺や回避戦略に逃げこもうとする

「いつもの神経不安に戻ることで、慣れていてアイデンティティとなっている体験からの分離不安を鎮める」

「問題解決への一番の指標は、人生に喜びを取り入れる力と他の人と十全な関係を築く能力です、過去よりも現在未来に興味を持ち、世界に対して恐れでなく賛美と畏敬の念をもって近づけるようになります」