https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=77046169
これもカシオペアンチームの推薦書
人気のある本で書評書いてる人も多い
概略についてはそちらを見てもらおう
書評「ファスト&スロー」要約まとめ:早い思考と遅い思考の違い?
で、これスピリチュアルと関係ない本なのだが、敢えてスピリチュアルな観点から考察する
そこで、私が思い当たったのは、グルジェフ思想の具体化とみなすことが出来るということだ
人間ってのはほぼ「機械」であり、努力を重ねることによって「私」というものを練り上げることが出来る、みたいなことをグルジェフは言う
この「機械」ってのが本で言う所のシステム1・速い思考、「私」ってのがシステム2・遅い思考、と当てはめれば大体意味が通る、と私は思った
システム1を使うのには何の努力もいらない、一方でシステム2を使うのは努力が要る
システム2を使っていると、そのうち疲れる
疲れたり、怠惰に流されると、システム2的な働きは衰え、システム1的な判断に流される
システム1に流されないようにするには、高度な自己監視・自己統御が必要である
この自己監視・自己統御ってのが、要するにグルジェフ・ワークってことだろ?
あとは、同情するというのも往々にしてシステム1である、というのは覚えておいてもいいだろう
同情とは一種の怠惰である、と言い換えてもよろしい
「ここでこの人に同情するのは果たして妥当な事であろうか?」と立ち止まって考えることが出来るようにならないと、思慮深いとは言えない