悪魔教に関して調べていると、しばしばやや狂信的(?)なキリスト教信者の人のページに行き当たる
中々内容充実してて、有り難いんだよね
それはそれとして、彼らの世界観では、世の中に霊的存在がいるが、それは神側と悪魔側にきっぱりと分かれる
んで、悪魔側の方が陰謀を司っているわけであり、その悪魔に聖書で言及してきたキリスト教は正しい、という論理構造になっているようだ
んで、スピリチュアル系なりニューエイジ系なりは悪魔の陰謀というわけである
この見解に関しては、少なくとも半分以上正しい、と私は同意する
が、それで全てが尽きたとは言えまい
遥か昔から悪魔に言及してきたキリスト教こそは霊の知識に置いて最も充実しているものだ、とか彼らは自負してそうなのだが、端的に言ってそういうことは無いと思う
私の見解だと、交霊会時代のスピリチュアルの方が優っている
というのも、こちらの方が時代が近くて資料豊富の残っていて、かつ批判的に研究されてきたので
キリスト教の厳しい点の一つは、聖書が聖霊やら霊感によって書かれたということ(要するにチャネリングじゃん?)なのだが、それらが遥か古代には色々示唆してくれたのに、現代においては何もロクに示唆してくれないという点だ
それで、遥か古代の誰がどうやって書いたのか、編集したのかが、非常に胡散臭い、遥か古代の一つのチャネリング文書を絶対視するという羽目になる
で、頑張ってキリスト教外のものに難癖つけようとしているように見えるが、シルバーバーチなりホワイトイーグルなり、あそこら辺の定評のあるチャネリングを無視しているってのが駄目だね
バシャールとかを悪魔的だと批判するのはまあ分からんでもないんだよね、あれを「自己中心的だ、利己的だ」って言うのは簡単だから
しかし、あの交霊会時代の最良のチャネリングというのは道徳的で格調高いもので、あれに文句つけようとするのはちょっと難しいだろう
今も昔もキリスト教というのは多くの失望者を生み出してきたわけで、今の時代ではそういう多く西欧人が仏教やらニューエイジやらに行く現象があるわけだが、交霊会時代にあれほど(狭義の)スピリチュアルが流行ったというのもそういう原因があったわけだ
さらに、交霊会時代に「悪い霊」というものがしばしば登場したのだが、これが「悪い宇宙人」と同じだ、とはとりあえず即断は出来ないのではないか、というのが私の考えである
つまり、霊的な、目に見えない世界の存在を、神側・悪魔側に簡単には二分できなかろう、ということ
学ぶ気があるのなら、そういう交霊会時代のスピリチュアルを読むというのは中々有益だろう、と私は思うよ
追:
カシオペアンのローラという人が元々キリスト教で、そっからチャネリングしてキリスト教から離れていった人だ
で、彼女は結構キリスト教を暴くことに熱心
彼女のキリスト教に関する推薦本ってのも勉強になるだろう、と思うけどね
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=47902340
ただ私自身が読んだわけでもないので、「だろう」としか言えないが
もう一つ、ニューエイジから攻めるというならば、よくこの世界の入門書として言及される「神との対話」シリーズもオススメだな
著者のニールもキリスト教環境で育った人だしね
私の個人的な見解では、この本はキリスト教徒向けの本だ
「神との対話」は自称「神」が書いたという体裁なので、聖書は神が書いたと盲目的に信じている人でも、この本を否定しようとするならば多少は自分でモノを考えるということを始めなければならない
何を根拠に「神との対話」はダメで聖書は良いのかってことをね
そこら辺を取っ掛かりにして、成長できる人は成長できるだろう