続き
さ
これは、世界がどういうものかということを確認する良い機会ではないでしょうか
つまり、そんな世界は本当にあるのか、と言っているんです
誰が、こいつらはあんまりよくねーぞ、ちゃんとしたことしてねーぞ、ということが実際にあるのか、ということをあなたにちょっと聞いてみます
「いや、誰かが言ってるよ、ニュースとかで、書き込みしてる奴もいるし、なんかそういう風なことは感じるよ」と言いますが、それは本当ですか?
S
いや、そういう意見を持っている人がいる、というのは本当じゃないの
さ
だからこそ、あなた方はいつまでもそんな感触を捨てられないんですね
簡単に言うと、それはあなた方の中でしか起きてないことなんです
前に言ったかも知れませんが、主体客体の世界において、あなたしかいない、つまり客体がないという世界がまだお分かりにならなかったんでしょうか
(私が言葉の喋れない赤ちゃんだった頃、私に映る世界は自他未分の状態だったであろう。それが、言葉を話し自我が出来ると、私に映る世界は自他の区別ある世界となる。なので、他者というのは、自我を超えた所の私、赤ちゃんの頃の意識の私、の中にしかいない・・・ぐらいの意味だと考える)
あなたの中でしか起きていないことなんですよ
ないんですよ
けれども、あなた方の中でそれは起きているかの如く感じられるんですね
ということは、あなた方が何をしようが、私しかいないという世界でしか起きてないということを確認すれば何も気にする必要はない、ということなんです
先ほどMさんが「観察する者のいない世界はあるのか」と言った時に、「いや、ないんだろう」という結論が出たはずですよね
「その形がどこにあるのか」とあなたに問うた時に「あなたの中でしか起きていない」という理論はおかしくはないんでしょ
つまり、あなたが観察していない世界は形としても、本性としても何もないんです
でも、あなた方はそれをどうしても信用できないから、Mさんが「原発の大変な状況は私がどうあろうと、あるんだ、残っているんだ」と言うんですね
あなた、観察しましたか、原発について
なぜあなたは原発があると知っているんですか?
S
テレビで見たから
さ
だから、それがあなたの世界の中の形としてしか現れていない、ということなんです
もっと分かりやすく言いましょうか
もしあなたが生を終えたならば、この世界は終わりになるんです
私達からすると、あなた達の世界は、やはりどんなに足掻いても、夢でしかない、とやはり言うんです
それでもなお、あなた達は信じられないと言うんですね
だが、この辺で決着をつけてもいい、これが夢かどうか決着をつけてもいい頃だと、私は提案してるんです
ですが、あなた方を見ているとやはりこれは決着を付けたくない、というか、現実に決まっている・客観性のある現実だという結論がすでに出ている、という声が聞こえてしまうんですがいかがでしょうか
S
んー、そうじゃない証拠があれば是非見たい、とは思ってるよ
さ
では、あなた方に夢を証明する出番が来るんですね
どこで証明すればいいでしょうか?
S
・・・それは私が聞きたいけど
さ
そうなんでしょうね
おそらく証明は不可能なんですよ
けれども、私達からすると、あなたの形をもっとよく見て欲しいんですね
この世界をもっとよく見て欲しい、と言ってるんです
この世界とはどこを見ればいいのか、という話でしょう
これはまさしく「形ではない形を見ろ」と先ほど言ったんです
そのような見方をしながらこの形を見るんです
これは何か、ということをとことん見るんです
形ではない形として、この形をよく見るんです
この作業というのは、コツがわからない内は言ってることもよくわからないし、どういう見方をすればいいのかに焦点を向かわせられる、と思うんですよ
例えば、このコップを見た時にあなた方はこれは何だと見ていますか
「コップだ、水とかジュースとかお茶とか入れるものだ」ということですよね
ところが、これはあなた方が「私ではないもの」として見ている、と私は言いたかっただけなんです
これがおまえさんだよ、という風に見た時に、どのように感じられるか、ということを感じてみて欲しいんです
これがあなただ、と言った時にどんな感触があるか、ということなんですね
これをやってみる必要があるかも知れません
これは私なんだ、と仮に考えてみる
その時に、なるほどという所を見つけて欲しいんです
なるほど、だから私なのか、ということを感触として持ってもらうんです
その作業をこの形を見ている時にたくさんやって欲しいんですね
そしてその時に、なるほどだから私なのか、という声が聞こえた時にあなたの世界が全く新しさを持って現れるんですね
私が言ってるのは、この世界はあなたでしか無いですよ、という簡単な理論なんです
これは色んな所で言ってますよね
しかし、これを本当に分かって言ってるの、とは言いたくないですか
それをあなた方がやるんです
実際にやってみると、それが分かったという世界観ではなく、最初からそうだったという確認を取ることができそうなんですね
いつもそれがそうであったにも関わらず、私は何を見ていたんだろう、という感触が湧き上がるんです
これをやった時に、あなた方は甘えん坊の私になりすぎるんです
恐ろしいほどに、愛されてる、甘え、安心、こんな感じのが湧き上がるんです
こうして、何も不安のない世界に生きることが出来るんです
どうですか、おもしろそうですか?
S
まあ、おもしろそうなんじゃない
さ
では是非それをやったほうがいいし、いずれやることになります
から、早くやりたいか、後でやりたいか、という話でしか無いんだけれど、必ずそれを思い出す、というか最初からそうだったということの確認を取る、ことになります