続き
さ
「でも、地獄が愛、というのは中々ハードル高そうだね」とMさんが言いました、あなたはどうですか
どうやったらその心境にいられるか
前に話していたあの何かおばあちゃん、指からウジが湧いた(確かイスラム教の聖人みたいな人で、木の下で寝泊まりしていて、貯蓄しないで、他人に無抵抗で、無為自然を生きるみたいな感じ。ある時強盗に襲われて指輪を奪われ、その時に指を傷つけられたが、放置して、傷口が悪くなっていきウジが湧いても意に介さなかったという。追記:ハズラ・バーバージャンって人)・・・アレでもグッドだと言える感性があるならば、地獄が愛だと言う権利があなたにある、と私は言いますが、あなたはどう言いますか
彼女は本当に地獄と天国は同じだと見ていたからこそ、何が起きても私はベリーナイス、ベリーベリーハッピー・・・そういう感性があなたにあるならば魔法の世界の住人に今すぐなれそうなんですね
さて、彼女がどうしてあのような心境になれたのか、あなたは不思議ではないですか
Mさんもそう言いました
「だって、痛いだろ、痒いだろ」と思いませんか、「苦しくない?」と思いませんか?
S
思う
さ
思いますよね
それがどうして苦しくないと言えるかと言えば、苦しみが幸せなんです
ちょっとまだ無理があるとあなたは感じていますか
「そう思いたくて思えるようなもんでもないかもしれないけれども、そんな風に自然に思えるとは思えないぞ」とは思いませんか
「普通はそんな風に思える奴なんかいやしねえぞ、何かぶっ飛んでるか・ブチ切れるかしてからじゃないと、苦しみが、痛みがダイレクトに幸せだなんて思えないんじゃないか」と思いませんか
さて、これが所謂心の在り処なんですね
あなた方がこれを善悪と名付けたんです
苦しみのことを悪と言った人がいたんです
これは洗脳だったとあなたは気がついたでしょうか
苦しみは悪いことだと誰かから吹きこまれたんです
「そう、私だ」と言ったんです、自我がそう言わせたんです
これが自我の正体です
テキトーでしょ
テキトーだけれども、あなた「んっ、何か今いいこと言ったぞ」という感じがしたかも知れません
でも私はそう言います、これが自我の正体なんです、悪魔の正体なんです
悪が悪い、というのは悪魔が言わせたんですよ
しかし、悪魔がいないということは悪魔が重々承知しているんです
しかし、私が悪魔だ、悪という概念を悪魔という存在が差し出したんですね
そして、そうかもしれないと信じたんです
だからこそ、あなたは苦しみは悪ということを信じこまされたし、信じたかったんです
なぜか分かります?
当たり前じゃないですか、おもしろいからなんですよ、話が盛り上がるんですよ
だからこそ、無いものをあるかのごとく振る舞う、そして苦しみというものがあたかも幸せではないかのように定義したんですね
だからこそ、あなた達は複雑な混乱を感じているんです
Mちゃんが最近感じているんですね「お金持ちは幸せなのか?必ずしもそうとは言えない。これにははっきりとした理由があるんだ。抑圧されてるとか、恐怖に冒されてるからなんだ。付随する恐怖、これがお金持ちを幸せにしていないんだ」と言ったんだけれども、それも騙されているんですね
恐怖なんて幸せでしかないんですよ
恐怖も込みで幸せなのに、恐怖があるからお金持ちは幸せではないという理論は成り立たないんです
恐怖もあって、金もある、ものすごく幸せじゃないですか、という理屈なんです
これが本当の幸せなんですよ
あなた方は本当は何もかも幸せだということから遠ざけさせられたんですね、遠ざかりたかったんですね
だからこそ、あなた方は混乱に陥ってるわけです
病気や不幸や貧乏という幸せと、金持ちや健康や人気者・地位が高い・頭がいいという幸せが同時にあるんです、実際
けれども、あなた方はあたかも「こっちは幸せでない、こっちだけが幸せだ」と、あなたもそう思ってると私は断言します、そうではないですか?
S
ま、そうねえ
さ
ここを幸せと認めていないから、あなたは苦痛なんです
しかし、その苦痛さえ幸せだと私達は言うんですよ
で、結局、だからこそ何もかもが幸せという理屈は合ってるでしょ?
S
はい
さ
とにかくそちらの方も幸せだというのを認めたほうが一番楽な幸せなんです
「僕はね、貧乏というのが楽しいということを認めたくないんだけれど、いいんだ」とMさんがいうんですね、だけど認めたくないという葛藤があるんです
これが苦痛だと言うんですよ、どうですか
こういうことをやってるとやはり苦痛なんです
でも、「さやかの捻じ曲がった理論からするとその苦痛さえも幸せなんだから、結果オーライだろ」と言うんだけれど、確かにそうなんです、しかし普通の素直な幸せを感じるならば、あなたがまさしく貧乏でも狂ってても病気でもどんな悲惨な人でも幸せなんだとはっきり認めた時に、あなたはとてもラクに幸せを感じられるんです
どっちも超おもしろいんですよ、あんまりそういう発想ないでしょ?
S
そうね
さ
これがあなたが残念ながら恐怖を感じられなくなる瞬間なんです
当たり前なんです、だって皆超幸せなんだから、どうやったって恐怖の対象となるものがなくなってしまうんですね
残念ながら恐怖さんの御役目はここで終了します
でも、また新しい恐怖というものをあなた方が生み出したくなったならば、別の概念を使って恐怖を創りださなければならないでしょうが、まあひとまずお休みしましょう、そんな話は
そうやって、あなた方がこの世界を丸ごと引っくるめて甘えん坊の愛だという世界を是非体感して欲しいんですね
その時に、まさにこの地獄のような愛をあなたが見ずに済む、と言うと、「まだやっぱりまだ地獄としてしか見てないだろ」とMさんが嫌なツッコミを入れるんだけれども、まあ言い方としてはそうなるわけです
地獄を愛と見なくていい世界が見れるんですね
甘えん坊であれば常にそうなんですよ
あなた方は愛という物語を歪曲させられた、捻じ曲げられたと私は前にも言ったんだけれど、甘えん坊の感性が愛だということをあなたが広めなさい
S
おお
さ
「そんな役割をやりたくもない、私は引き寄せの信者なんだ、愛なんて別に関係ねーや」という立場なんだけれども、私はそうじゃないと言うんですね
私はあなたなんだから、そんなことは言わせないぞ、というのが私達の世界観なんですよ
なので、あなたがやりたくないことをやる、というのもあなたがやりたいことなんだ、という理屈なんです
どうですか、この理屈は
S
w
まあ、いいんじゃない
さ
いい理屈でしょ、良い理屈なんですよ、本当に
だから、あなたは甘えん坊こそが愛ですよ、ということを言わせられる伝道者なんです
これでキマリです