S「この前、Mさんが事故の目撃の際、加害者や被害者の感覚があったことについて、それはあなた方が一つだからって言ったよね(11.01メモ六)。それはさあ、各人には各人の感性に基づいて各人の世界があるって話と矛盾するのでは?」
さ「完成された形ではない、と言った人がいる」
さ「これこそが役割としてのあなた。あなたという感性がそうさせた」
さ「全てでありたい=安静、世界と一つでありたいという感性。私はいなかった可能性があるという出来事。それを見せたという物語」
結構難解だが、私の解釈としては、事故の目撃を通して「私はいない」ということを私が私に見せた、ということ。
また、「私がいない」とは、世界が私だから、全てが私だから、私しかないから、ということでもあることに留意。
だから、「私がいない」=「全てでありたい=安静、世界と一つでありたい」ということ。
さ「だからどうでもいい、とも言える」
さ「セイなる話、清流。ゆえに幸せの中にしかいられない人」
さ「ダイジは濁流の価値を知っていた。このようにダイジはしゃべってる」
さ「でも、ダイジはいない」
時間も空間も、私も自由意志も無いってのが一応さやかの基本だからね、もちろんダイジも無い。
さ「誰もいないということに気づけ、というのが彼のメッセージ」
さ「全てが馬鹿らしいが、そうでないのも入ってる。その程度として聞いておくのがよろしい。それが生の輝き。それがあなた方の素晴らしさ。」
ダイジは、全てが本当にどうでもいい、みたいなことを言っていたそうなんだけど、そのことについてだろう。
さ「滅茶苦茶だが、そこに安心、安堵、安静が入ってる話」
世界は滅茶苦茶だが、そこに安心、安堵、安静が入ってる・・・濁流の価値ねえ。